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2006/01/16

99-999.v1->v3変換 ステップ1

v1のデータファイルをv3のデータファイルへ変換する手順を説明していきます。

基本準備

●変換には十数時間かかります。その間にマシンがスリープしないように省エネルギーを設定をしてください。パワーブックの場合はACアダプターを接続してください。
省エネルギー:アップルメニュー->システム環境設定->省エネルギー   スリープをしないに設定。

●変換に用いるマシンのOSは、Mac OSX 10.3以上を推奨します。10.1、10.2は避けてください。OS9.xもできれば避けてください。クラシック環境をインストールしておいた方が便利ですが、必須ではありません。

●v1のカルテメーカーのデータファイルを必ずバックアップしてください。

●v1のカルテメーカーのデータファイルは4D tools 6.5.xで事前に検査してください。異常があればバックアップから復旧するか、データベースの再構築を行って正常なものにしてください。

●カルテメーカーホームページからカルテメーカーv3の評価版をダウンロードして解凍してください。



Shot1 ■ステップ1:カルテメーカーv3のための環境整備

ダウンロードしたfkmv3.dmgファイルをダブルクリックしてディスクイメージとしてマウントします。ディスクイメージの内容は画像のとおりです。
フォント(DentTTL8、KM_OCR-B)のインストールはこのブログの01-001.インストールを参照してください。

Shot3 Shot5 ディスクイメージの中の「カルテメーカー」フォルダをフォルダごと、ハードディスクにコピーします。コピーする場所はなるべく浅い階層がいいでしょう。通常はMacintosh HD直下にコピーするといいでしょう。

Shot4 Macintosh HD直下にコピーされた「カルテメーカー」フォルダです。内容はコピー元と一致してます。マウントしてあったイメージディスクは後で無用な混乱を招かないように、取出しボタンを押してアンマウントしてください。

Shot6 今インストールした評価版が正しく動作するかをチェックします。
カルテメーカーv3(.app)をダブルクリックして起動します。

評価版の詳しい起動方法は、このブログの01-002.起動をご覧ください。

Shot8 パスワード選択画面になります。ユーザーは「院長」です。パスワードは空白です。
必ず「オプションキー」を押したまま、「OK」ボタンを押します。


Shot9 オプションキーを押したままにするとデータファイル選択ダイアログが表示されますので、同じフォルダ内の「カルテメーカーv3.data」ファイルを選択します。

Shot10 評価版の機能制限を確認するダイアログが出ます。OKを押してください。

Shot12 Shot13 正常に起動するとこのような表示になります。
総合情報->患者一覧、適当な患者さんをダブルクリック。
カルテが表示されます。
カルテの表示、プリント、レセプトの発行と印刷などの機能を確認してください。
動作がおかしかったり、プリンタとの相性が合わないなどといったことも確認してください。ネットワークの運用のテストも心配でしたらおこなってください。

Shot14 テストに問題がなかったら、ファイルメニューから終了を選んでカルテメーカーv3を終了します。
もし、動作モードを「スタンドアロン」以外に変更した場合は、終了前に「スタンドアロン」の状態に戻しておいてください。

Shot15 終了確認のダイアログがでます。「終了」を選んでください。

Shot16 終了プロセスが進行し、カルテメーカーは終了します。
これでステップ1は終了です。カルテメーカーv3が動作する環境が整いました。


99-999.v1->v3変換 ステップ3

Shot32 ■ステップ3:4D 2003への変換

変換の第一段階としてデータベースの構造を4D 2003のバージョンに変換します。

「カルテメーカーv3(.app)」をダブルクリックして起動します。

Shot34 ユーザーは院長で、必ず「オプションキー」を押したまま「OK」ボタンを押します。

Shot36 「オプションキー」を押したままにすると、データファイル選択ダイアログが開きます。
前ステップでWEDDリソースを変更したv1のデータファイル(カルテメーカー.data)を選びます。

Shot37 4D 2003バージョンへの変換のためのダイアログが表示されます。「変換」ボタンを押して変換作業を始めます。この変換には暫く時間がかかります。

Shot38 変換が終了すると、通常の起動画面になります。
起動途中に設定データを更新するための確認ダイアログがでます。「更新」ボタンを押してください。

Shot40 暫くして変換が完了したことを示すダイアログが表示されるので、また「OK」ボタンを押します。

Shot41 終了を確認するダイアログがでますので、「OK」ボタンを押して処理を続行します。

Shot42 終了処理がおこなわれます。
これで4D 2003が完了しました。データの変換が正常に行われたかを確認します。

Shot43 検査にはバージョン2003(2004ではありません。)の4D toolsが必要です。4D japanのサイト(http://www.4d-japan.com/)からダウンロードしてください。
このページからダウンロードページに移動します。

Shot44 リンクをたどっていって、4D tools バージョン2003.xをダウンロードします。

Shot45 ダウンロードした4D toolsはカルテメーカーフォルダにインストール(コピー)しておくといいでしょう。

Shot47 4D toolsに「カルテメーカーv3.comp」(カルテメーカーv3(.app)ではtoolsを起動できません。)をドラッグ&ドロップして起動します。
「カルテメーカーv3.comp」はインストールしたカルテメーカーフォルダに含まれています。

Shot48 もし、「カルテメーカーv3.comp」がドラッグ&ドロップできない場合は、4D toolsをダブルクリックして起動します。
起動するとこのようなファイル選択ダイアログが表示されます。

このままでは.compを選択できないので、「使用可能」ドロップダウンリストから「4D コンパイルデータベース」を選びます。

Shot49 すると、このように「カルテメーカーv3.comp」を選択できるようになるので、これを選んで「開く」ボタンを押します。

Shot50 起動するとパスワード入力画面になります。toolsは「管理者」で入ります。パスワードはありません。必ず「オプションキー」を押したまま「OK」ボタンを押します。

Shot51 「オプションキー」を押したままにするとファイル選択ダイアログが開きます。先ほどの処理で2003 バージョンに変換したデータファイル(カルテメーカー.data)を選択します。

Shot52 4D toolsの起動画面です。データセグメントの欄で正しくデータファイルが選択されていることを確認してください。
確認したら、上部のタブの「メンテナンス」をクリックします。

Shot53 メンテナンス画面になったら、データ検査のレコードとインデックスを検査の「すべてを検査」ボタンを押します。

Shot54 検査がはじまると進捗ダイアログがでます。v1と同じような感じですのでバーが逆走するようなら破損してます。

Shot55 破損していなければ、このような表示がでます。

Shot56 「OK」ボタンを押して片付けます。元の画面で「終了」ボタンを押して4D toolsを終了します。

Shot64 異常がないことが確認できたら、ここまで変換したデータファイルをバックアップします。

もし異常が発生する場合は、もう一度、ステップ2のデータファイルの前準備からやり直してしてください。それでも異常が発生する場合は、v1の状態でデータファイルの再構築を行ってから、ステップ2からやり直してください。

以上でステップ3が完了です。


2006/01/17

99-999.v1->v3変換 ステップ4

Shot58 ■ステップ4:v3への変換

変換の第二段階としてv1のデータをv3のデータに変換します。

変換時にv3用として追加、修正するデータが「更新」フォルダにおさめられています。この「更新」フォルダをコピーします。
「更新」フォルダはダウンロードした評価版に含まれていますので、もう一度評価版のディスクイメージをマウントします。fkmv3.dmgをダブルクリックしてください。


Shot59 「更新」フォルダはマウントしたディスクイメージ(kmv3)の直下にあります。このように沢山のファイルがふくまれています。


Shot60 この「更新」フォルダを「カルテメーカー」フォルダにコピーします。

Shot61 このように「更新」フォルダは、カルテメーカーv3(.app)と同一の階層に置きます。

Shot62 ディスクイメージ(kmv3)はもう使いませんので、取出しボタンを押してアンマウントして片付けてしまいます。

Shot64 カルテメーカーv3(.app)をダブルクリックして起動します。

Shot65 パスワードダイアログでは院長で入ります。パスワードは空白です。念のため「オプションキー」を押したまま「OK」ボタンを押します。

Shot66 データファイル選択ダイアログが開きます。ステップ3で変換したデータファイル(カルテメーカー.data)を選択します。

Shot68 起動が完了すると、v3へデータを変換することを確認するダイアログが表示されます。「変換」ボタンを押してください。

Shot69 最初にマスタの変換がはじまります。
Shot70
Shot71
Shot73
Shot77
Shot90 マスタの変換が終わると、更新フォルダから追加修正分のデータを読込みます。
Shot112 読込みが完了するとマスタのコンパイルがはじまります。
Shot127 コンパイルが完了すると、次に患者さんデータの変換がはじまります。ここまでの処理は数分で完了します。
Shot129 患者データの変換には数時間から十数時間かかります。最初は基本データの更新をします。すべての患者さんがリストアップされます。

Shot131 次に不要データの削除。
Shot133 傷病履歴の変換が行われ、
Shot135 個別データの変換が開始され、また、全ての患者さんがリストアップされます。
これが終わると、進捗ウインドウが閉じますが、データ書き込みのためしばらく反応がありません。
Shot155 全ての処理が完了するとこの表示がでて、処理の完了を報告します。
「OK」ボタンを押すとカルテメーカーが終了します。

Shot162 終了確認ダイアログがでます。「OK」ボタンを押してください。カルテメーカーは終了します。

Shot163 変換中に発生したエラーがクリップボードに残っています。適当なテキストエディタやワープロソフトを起動してクリプボードの内容をペーストしてください。例ではエラーが報告されなかった場合です。何も表示されません。

Shot164 変換が完了したら、ステップ3と同じように4D toolsを使って検査します。
手順はステップ3と同じです。「カルテメーカーv3.comp」をドラッグ&ドロップするか、toolsをダブルクリックして起動し、「カルテメーカーv3.comp」を選択するかして起動します。 ユーザーは管理者です。

Shot166 2回目の検査ですので本来は必要ありませんが、念のためパスワード画面でオプションキーを押してOKボタンを押して、データファイルを改めて選択した方がいいでしょう。

Shot168 メンテナンス画面に切り替えて、「全てを検査」ボタンを押して検査を始めます。

Shot170 この画面が表示されれば検査は合格です。

異常が発生したら、ステップ3のバックアップを復帰してやり直してください。それでも異常が発生する場合は、v1のデータファイルの再構築を行ってから最初からやり直してください。

Shot64 以上でv3への変換処理は完了です。
カルテメーカーv3(.app)をダブルクリックして起動させて内容を確認してください。
レセプト座標、カルテ座標、旧商品マスタの書き出しなどの残処理は「カルテメーカー変換ガイド」を読んで行ってください。


99-999.v1->v3変換 ステップ2

Shot19 ■ステップ2:v1データファイルの前準備

クラシック環境がある場合、ステップ2は同じマシン上でおこないます。
クラシック環境が無い場合はv1を運用しているマシン上でステップ2を行い、前準備が完了したデータファイルを変換するマシンのカルテメーカーフォルダにコピーしてください。

v1のデータファイルは事前に4D tools 6.5.xで異常がないかどうか、必ず確認してください。異常があればバックアップを復帰するか、データベースの再構築を行って正常な状態にしてください。


Shot17 Shot18 評価版のデータファイル(カルテメーカーv3.data)はゴミ箱に捨てて削除します。


Shot172 Shot174 Shot176 v1のデータファイル(例では「カルテメーカー.data」)を評価版のカルテメーカーフォルダにコピーします。
オプションキーを押したままドラッグして必ず移動ではなく、コピーをしてください。(キャプチャー画面では+カーソルが表示されていませんが、実際には+が表示されます。)

Shot24 次にWEDDリソースを変更するために4D Customizer Plus 6.5.4jを用意します。

Shot25 用意した4D Customizer Plus 6.5.4jに、カルテメーカーフォルダにコピーしたv1のデータファイル(カルテメーカー.data)をドラッグ&ドロップして開きます。

Shot26 起動したら、WEDDリソースのアイコンをダブルクリックして開きます。

Shot28 WEDDリソースを「3.0a00」(全部半角英数字)に変更します。

Shot29 ウインドウを閉じていくと、保存確認ダイアログが表示されるので、保存します。

Shot31 保存が完了したら、4D Customizer Plus 6.5.4jを終了します。

Shot32 これで、v1のデータファイルの前準備が終わりました。ステップ2の完了です。


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