電子処方せん対応 4Dプラグイン開発
「電子処方箋対応 4Dプラグイン開発 pkcs#11、OpenSSL、電子署名、HPKIカード 導入備忘録」の続き
サンプルコードのテスト
以下のページの「サンプルコード(ZIP形式)」をクリックしてzipファイルをダウンロード
やさしいHPKIMeDisサンプルのコマンドを使ってみる
サンプルの中にビルド済みの実行ファイルがあるので、これを使ってみる。使い方は付属ドキュメントを参照
適当なところに「すべて展開..」で解凍する。
![27_20220812155001 27_20220812155001](https://karte-m.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/27_20220812155001.png)
「HPKISignVerifySamoleP11」フォルダを開く
![28_20220812155301 28_20220812155301](https://karte-m.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/28_20220812155301.png)
「HPKISignVerifySamoleP11.exe」を確認
HPKIカードをセットして、コマンドプロンプトを開いて実行
>HPKISignVerifySampleP11 sign <パスワード>
証明書取得処理 開始
Certificate:
30 82 05 7b 30 82 04 63 a0 03 02 01 02 02 02 01
81 30 0d 06 09 2a 86 48 86 f7 0d 01 01 0b 05 00
(略)
6b 61 31 1b 30 19 06 03 55 04 05 13 12 54 65 73
...
証明書取得処理 成功: HPKI END ENTITY CERTIFICATE
署名処理 開始
SHA256 HASH:
af a2 7b 44 d4 3b 02 a9 fe a4 1d 13 ce dc 2e 40
16 cf cf 87 c5 db f9 90 e5 93 66 9a a8 ce 28 6d
Signature:
3a e0 63 c6 24 5e 87 42 4b f3 02 7b e7 41 a9 23
7f be 63 c6 18 9b b8 8a 77 80 a2 6c d4 fd 13 b0
(略)
00 ba c8 c3 41 9a 5b bd de a4 7f f8 d0 95 e5 3d
署名処理 成功
検証処理 開始
検証処理 成功
ドライバやライブラリが正しくインストールされていれば、特に問題なく動作する。
サンプルのコンパイルとビルド
次に「HPKISignVerifySampleP11」のプロジェクトを開いて、ソースコードの確認とビルドまたはデバッグをしてみる
![29_20220812161101 29_20220812161101](https://karte-m.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/29_20220812161101.png)
「HPKISignVerifySampleP11.sln」がVSのプロジェクトファイルだ。これをダブルクリックして開く、右のソリューションエクスプローラーで「HPKISignVerifySampleP11.c」をクリックするとソースが表示される。
![32_20220812161701 32_20220812161701](https://karte-m.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/32_20220812161701.png)
ビルド」メニューから「HPKISignVerifySampleP11をビルド」を選ぶとコンパイルとビルドが開始される。
![33_20220812162601 33_20220812162601](https://karte-m.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/33_20220812162601.png)
下のパネルに処理経過が表示され、ビルド:成功1と表示されたらOK
今のディレクトリからx64→Debugと開くとビルドしたHPKISignVerifySampleP11.exeができている。
![41_20220812163101 41_20220812163101](https://karte-m.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/41_20220812163101.png)
コマンドプロンプトで作業ディレクトリをここに変更して、このHPKISignVerifySampleP11.exeを先ほどと同じように実行すると同じ結果が表示される。
ビルドに失敗する時
OpenSSLを標準的な場所のインストールしてあれば問題なくビルドできるはずだ、ダメな時は、ソリューションエクスプローラーでプロジェクト名(HPKISignVerifySampleP11)を右クリック、一番下のプロパティを選択
C/C++の全般の追加のインクルードディレクトリでOpenSSLへのパスを確認
![42_20220812163901 42_20220812163901](https://karte-m.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/42_20220812163901.png)
リンカの全般の追加のライブラリディレクトリでOpenSSLへのパスを確認
![43_20220812164301 43_20220812164301](https://karte-m.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/43_20220812164301.png)
同じくリンカのすべてのオプションの追加のライブラリディレクトリOpenSSLへのパスを確認
![44_20220812164501 44_20220812164501](https://karte-m.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/44_20220812164501.png)
これらが問題なければ、正常にビルドできるはずである。再度ビルドするときは「リビルド」を選ぶ
デバッグして処理の追跡する
動作を逐次確認するのであればデバッグモードで動かす。
前準備として、コマンドに渡す引数を事前に設定しておく
ソリューションエクスプローラーでプロジェクト名(HPKISignVerifySampleP11)を右クリック、一番下のプロパティを選択
デバッグのコマンド引数を編集して引数を設定する。先頭のスペースはいらない
![45_20220812165201 45_20220812165201](https://karte-m.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/45_20220812165201.png)
ソースコードの左端をクリックしてブレークポイントを設定
デバッグメニューからデバッグの開始を選択。
![46_20220812165801 46_20220812165801](https://karte-m.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/46_20220812165801.png)
ブレークポイントに達すると止まる。変数など確認して動作を見ていく
![47_20220812165901 47_20220812165901](https://karte-m.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/47_20220812165901.png)
以上
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MacとWinの両方で利用可能な電子カルテです。介護保険にも対応してます。
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