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2021年10月25日 (月)

オンライン資格確認システムの導入方法(その9)

今回はオンライン資格確認等システムへログインしてアカウントの追加をしていきます。

 

小目標26: オンライン資格確認等システムへログインする

前回に引き続いて操作を続けます。マニュアル「医療機関等向けセットアップ手順書(資格確認端末編)」の「7 オンライン資格確認等システムに接続する(つづき)」(P.29)からと同じ内容ですが、もう少しわかりやすく(なってればいいですけどw)解説していきます。



前回表示させたオンライン資格確認等システムの初期画面の「システムの利用を始める」のボタンを押します。

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ボタンを押すと別ウインドウがポップアップして、このようなログイン画面が表示されます。

マスタアカウントでログインします。

マスタアカウントは最高の権限を持つアカウントで、唯一、「管理者」アカウントを作成・管理する権限を持つアカウントです。

マスタアカウントのユーザIDとパスワードは、「オンライン資格確認システムの導入方法(その4)」の「追加目標: オンライン資格確認等システムユーザ設定情報のダウンロード」でダウンロードした「通知書(本_オンライン資格確認等システムユーザ設定情報.pdf)」に記載されたユーザIDパスワードです。

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通知書(本_オンライン資格確認等システムユーザ設定情報.pdf)」を確認してください。通知書の「ユーザID」と「パスワード」を2のログイン画面の「ユーザID」と「パスワード」に入力します。

ユーザIDは英数字だけですので手入力でいれても問題ないのですが、パスワードは特殊記号も含まれているので、手入力だと上手くタイプできない時が多いです。その場合は、本_オンライン資格確認等システムユーザ設定情報.pdfのパスワードの部分を選択してコピペするといいでしょう。

パスワードを選択して、Ctrl+Cでコピー、ログイン画面に切り替えてパスワード欄をクリックしてカーソルをいれて、Ctrl+Vでペーストです。あとは「ログイン」ボタンを押してログインです。

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正常にログインするとこのような画面が表示されるかと思います。そうでなく8の画面が表示されるようでしたら8まで飛ばしてください。

この画面は、長期間ログインしていなかった場合に表示されるもので、パスワードの更新を促しています。パスワードを更新しない限りこの後の操作ができませんので、パスワードの更新処理を行います。

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「OK」ボタンを押すとダイアログが消えてパスワード更新画面になります。

旧パスワードには、今ログインしたパスワードをいれます。コピペでログインしたのならCtrl+Vでいれてしまってもいいでしょう。

パスワードの条件が表示されていますので、それに沿って新しいパスワードを入れます。普段使うパスワードよりいろいろ条件が厳しいので戸惑いますが、よく読んで決めましょう。13文字以上のロングパスワードが最近の主流となってますし、強制的なパスワード変更操作が起きないのでお勧めです。

ここも手入力だとミスが多いので、メモ帳などでパスワードを編集して、それをコピペするのほうが確実かもしれません。

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パスワードの更新が済むとこのメニュー画面になります。

パスワードの設定が正しくおこなわれてることを確認するためにログインしなおします。右上の「ログアウト」ボタンを押してください。ログアウト確認ダイアログが表示されますので、「OK」ボタンを押してログアウトしてください。

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2のログイン画面に戻りますので、マスタアカウントのユーザーIDと新しいパスワードをいれてログインしてください。

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正常に更新されていればこのメニュー画面になります。

 

もし、この時に新しいパスワードでも、初期のパスワードでもログインできない状況になった場合は、マスタアカウントのリセットが必要になります。オンライン資格確認等コールセンター:0800-0804583にご連絡して対応してください。

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確認

マスタアカウントでログインし、パスワードを変更し、再度ログインできれば、「小目標26:オンライン資格確認等システムへログインする」はクリアです。

 


 

小目標27: アカウントを追加する

オンライン資格確認等システムを利用するには使うサービスによって必要な権限を有するアカウントが必要になります。マイナンバーカードを使い、レセコン等と情報を連携するには少なくとも4つのアカウントが必要です。かっこ内は権限区分

管理者アカウント(管理者)
一般アカウント(一般利用者)
連携アプリ用アカウント(連携アプリケーション用)
顔認証用アカウント(顔認証付きカードリーダー用)

これから上記の4つのアカウントを追加していきますが、アカウントの追加は一度にはできません。アカウントの権限により追加できるアカウントが異なるからです。

マスタアカウントでは管理者アカウントだけ登録と管理ができます。

管理者アカウントはマスタアカウントと管理者アカウント以外のアカウントの登録、管理ができます。この場合なら一般アカウント、連携アプリ用アカウント、顔認証用アカウントの登録と管理ができます。

Network-diagram

それぞれのアカウントの役割は次のようになります。

管理者アカウント(管理者)

管理者アカウントは、文字通りオンライン資格管理端末の管理用のアカウントです。上記のようにアカウントの追加と管理する機能、端末の設定機能、通常の窓口操作機能など、強力な権限を持っています。このアカウントで通常の窓口業務も行えますが、権限が強いため日常業務で使った場合は誤った操作でシステム全体がおかしくなる可能性がありますので、あくまでも管理用で通常はこのアカウントは使用しません。

一般アカウント(一般利用者)

窓口業務をオンライン資格確端末を使って行う場合に使う一般的なアカウントです。厳密には受付を担当する人ごとに別々の個人名の一般アカウントを用意して、業務担当者を明確に区分するようにするのですが、まぁとりあえずそこまでやらなくてもということで、最低でも一つ用意します。

連携アプリ用アカウント(連携アプリケーション用)

レセコン(電子カルテ)とオンライン資格確認等システムとを連携させる「連携アプリケーション」用のアカウントです。このアカウントのユーザIDとパスワードを「連携アプリケーション」に設定することで「連携アプリケーション」がオンライン資格確認等システムを利用できるようになります。ここで作成したユーザIDとパスワードは「連携アプリケーション」インストール時に必要になりますので確実に保管してください。

顔認証用アカウント(顔認証付きカードリーダー用)

顔認証付きカードリーダーがオンライン資格確認等システムに接続するために必要なアカウントです。このアカウントのユーザIDとパスワードを「顔認証付きカードリーダー」のアプリケーションに設定することで、顔認証付きカードリーダーがオンライン資格確認等システムと通信できるようになります。ここで作成したユーザIDとパスワードは「顔認証付きカードリーダー」セットアップ時に必要になりますので確実に保管してください。

最初は、マスタアカウントで管理者アカウントを追加します。

 


 

小目標28: 管理者アカウントを追加する

マスタアカウントでログインしてメニュー画面を表示させてください。



「アカウント管理(登録)」をクリックします。

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この画面になります。「*」の部分は必須項目です

権限区分は「管理者」しか選べませんのでこのまま。ユーザIDはなんでもいいのですが半角の英数字(大文字と小文字は区別します)に限定しておいたほうがいいでょう。文字数には2〜8文字という制限があるようです。わかりやすいIDにしておきましょう。

ユーザ名、ユーザ名(カナ)はなんでもいいです。「管理者」「カンリシャ」などでも、個人名でもなんでもいいです。

利用開始年月日は必ず現在の日付より以前の日付を設定してください。利用終了年月日は必ず空欄にします。

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確認ダイアログがでますので、OKボタンを押します。

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余計なポップアップがでますが、右上のXを押して閉じてください。

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アカウントが作成されて初期パスワードが発行されます。「パスワードを表示」を押してパスワードを表示させます。

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表示されたパスワードをメモします。また念のためパスワードの部分を選択してメモ帳にコピペしておくといいでしょう。

コピペしたら「ダウンロード」ボタンを押します。

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エクスプローラーでダウンロードフォルダを開きます。しばらくすると設定ファイルがダウンロードされてきます。「オンライン資格確認等システムユーザ設定情報_利用機関_2021xxxxxxxx.pdf」というファイルです。ダウンロードされるまで数分かかりますので、焦らず待っててください。

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ダウンロードされたpdfファイルを開くと、マスタアカウント用の通知書と同じ形式の書類が表示されます。

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*これは一般アカウントのものですが、管理者用も同じです。



pdf書類を確認したら、オンライン資格確認等システムに戻って、「ログアウト」を押して、マスタアカウントからログアウトします。

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またログイン画面になります。先ほどの「オンライン資格確認等システムユーザ設定情報」pdf書類を確認して「管理者アカウント」のユーザIDとパスワードをいれます。

マスタアカウントの時と同じようにパスワードは手入力では間違いやすいので、失敗するようなら同じようにpdfからコピペして入力しましょう。

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11
ログインに成功すると、「初期パスワード」を変更するようにダイアログが表示されます。OKボタンを押します。

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新しいパスワードをいれます。これもマスタアカウントの時と同じですが、旧パスワードの入力は必要ありません。

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パスワードの更新が済むとメニュー画面になります。マスタアカウントの時と同じようにパスワードを検証しますので、ログアウトします。

再度ログイン画面が表示されますので、管理者アカウントのユーザIDと新しく更新したパスワードでログインできるかどうかを確認してください。ログインできれば、またこの管理画面が表示されます。

もしパスワードが間違ってしまって、ログインできなくなった場合は、マスタアカウントでログインして管理者アカウントのパスワードの初期化を行ってください。

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確認

マスタアカウントでログインし、管理者アカウントを追加し、管理者アカウントでログインできれば、「小目標28:管理者アカウントを追加する」はクリアです。

 


 

小目標29: 一般アカウントを追加する

管理者アカウントでログインしてメニュー画面を表示させてください。



「アカウント管理(登録)」をクリックします。

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この画面になります。「*」の部分は必須項目です

権限区分から「一般利用者」を選んでください。他は管理アカウントの追加のときと同じです。

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3〜12
管理アカウントの追加とまったく同じように操作してください。

 

 

 

 


13
パスワードの更新が済むとメニュー画面になります。管理アカウントの時と同じようにパスワードを検証しますので、ログアウトします。

再度ログイン画面が表示されますので、一般アカウントのユーザIDと新しく更新したパスワードでログインできるかどうかを確認してください。ログインできれば、またこの画面が表示されます。

ログインできることが確認できたら、再度ログアウトして、「管理者アカウント」でログインしてください。

149

確認

管理者アカウントでログインし、一般アカウントを追加し、一般アカウントでログインできれば、「小目標29:一般アカウントを追加する」はクリアです。

 


 

小目標30: 連携アプリ用アカウントを追加する

必ず管理者アカウントでログインしてメニュー画面を表示させてください。



「アカウント管理(登録)」をクリックします。

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この画面になります。「*」の部分は必須項目です

権限区分から「連携アプリケーション用」を選んでください。ユーザIDに「R0(アール・ゼロ)」と入ります。「連携アプリケーション用」のユーザIDは必ず「R0」ではじめます。R0に続けて英数字でをいれてユーザIDを確定してください。あとは一般アカウントの時と同じです。ユーザ名は適当でいいです。

ユーザIDは連携アプリ用では非常に重要です。連携アプリケーションがうまく動作しない場合は多くはこのユーザIDの登録ミスです。設定時に間違わないようなわかりやすいIDにしておきましょう。

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3〜12
管理アカウントの追加とまったく同じように操作してください。

 

 

 

 


13
パスワードの更新が済むとメニュー画面になります。管理アカウントの時と同じようにパスワードを検証しますので、ログアウトします。

再度ログイン画面が表示されますので、連携アプリ用アカウントのユーザIDと新しく更新したパスワードでログインできるかどうかを確認してください。ログインできれば、またこの画面が表示されます。

新しいパスワードで確実にログインできることを確認してください。連携アプリケーションが動作しない最大の原因はパスワードの設定間違いです。

このために、12のステップで新しいパスワードを設定する際には、必ずメモ帳にパスワードを入力して、それをコピペして該当欄にいれてください。再度ログインする際にも、このメモ帳からコピペして正しいことを確認してください。メモ帳はからず保存し、連携アプリの設定時にはそのメモ帳からパスワードをコピペできるようにしておいてください。

ログインできることが確認できたら、再度ログアウトして、「管理者アカウント」でログインしてください。

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確認

管理者アカウントでログインし、連携アプリ用アカウントを追加し、連携アプリ用アカウントでログインできれば、「小目標30:連携アプリ用アカウントを追加する」はクリアです。パスワードを保存したメモ帳のファイルを確実に保存しておいてください。

 


 

小目標31: 顔認証用アカウントを追加する

必ず管理者アカウントでログインしてメニュー画面を表示させてください。



「アカウント管理(登録)」をクリックします。

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この画面になります。「*」の部分は必須項目です

権限区分から「顔認証付きカードリーダー用」を選んでください。ユーザIDに「F0(エフ・ゼロ)」と入ります。「顔認証付きカードリーダー用」のユーザIDは必ず「F0」ではじめます。F0に続けて英数字でをいれてユーザIDを確定してください。あとは一般アカウントの時と同じです。ユーザ名は適当でいいです。

ユーザIDは顔認証用では非常に重要です。顔認証付きカードリーダーがうまく動作しない場合は多くはこのユーザIDの登録ミスです。設定時に間違わないようなわかりやすいIDにしておきましょう。

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3〜12
管理アカウントの追加とまったく同じように操作してください。

 

 

 

 


13
パスワードの更新が済むとメニュー画面になります。管理アカウントの時と同じようにパスワードを検証しますので、ログアウトします。

再度ログイン画面が表示されますので、顔認証用アカウントのユーザIDと新しく更新したパスワードでログインできるかどうかを確認してください。ログインできれば、またこの画面が表示されます。

新しいパスワードで確実にログインできることを確認してください。顔認証付きカードリーダーが動作しない最大の原因はパスワードの設定間違いです。

このために、12のステップで新しいパスワードを設定する際には、必ずメモ帳にパスワードを入力して、それをコピペして該当欄にいれてください。再度ログインする際にも、このメモ帳からコピペして正しいことを確認してください。メモ帳はからず保存し、顔認証付きカードリーダーの設定時にはそのメモ帳からパスワードをコピペできるようにしておいてください。

ログインできることが確認できたら、再度ログアウトして、「管理者アカウント」でログインしてください。

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確認

管理者アカウントでログインし、顔認証用アカウントを追加し、顔認証用アカウントでログインできれば、「小目標31:顔認証用アカウントを追加する」はクリアです。パスワードを保存したメモ帳のファイルを確実に保存しておいてください。

 


 

以上で必要なアカウントの追加が完了しました。アカウントの追加は操作自体は難しくないのですが、ログイン、ログアウトの繰り返しでかなり面倒です。それとこのステップでのユーザIDとパスワードの設定が今後のインストールで重要な意味をもってきますので、慎重に行ってください。

 


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コメント

突然すみません、歯式メーカーを使わせていただいています。
新しくPCをWindows11にしたのですが、微妙に入力画面が崩れます。
Windows11に対応する予定はありますでしょうか?

投稿: MA | 2021年10月29日 (金) 22時21分

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