介護保険の情報提供書の作成と管理方法(その2)
歯科医師居宅管理指導費(歯科医師介護予防居宅管理指導費)を算定するのに必要な情報提供書の作成方法の解説の続きです。
前回の最後で、カルテ上に情報提供書の発行、印刷、送付の記録が記載されることを説明しました。
しかし、実務ではカルテを見るより前に、そもそも、どの患者さんが文書発行が必要なのかを探し、印刷、送付の進捗状況を確認したい場面の方がはるかに多いでしょう。
そのために用意しているのが「訪問管理」画面です。
□訪問管理
ファイルメニュー→総合情報
リストから「訪問管理」をダブルクリックで表示されます。
訪問管理画面には、その月に訪問診療をした患者さんの一覧が表示されます。
「訪問」の列が訪問を算定した実日数。「介護」の列が居宅療養指導を算定して実日数です。文書の発行は「介護」の列に数字が入ってる患者さんをチェックします。
上記の例では根岸さんの行には「文書」「印刷」「送付」の列に「ケ」と表示されています。これは
ケアマネージャー宛ての文書が
- 発行済み(「文書」の列に「ケ」と表示)で
- 印刷済み(「印刷」の列に「ケ」と表示)で
- 送付済み(「送付」の列に「ケ」と表示)
であることを表しています。
このように「訪問管理」画面を見れば訪問患者全体の文書発行状況が一発でわかる仕組みになっています。
また、この画面で患者さんを選択して左下の「カルテ」ボタンを押すとカルテが開きますので文書の作成や印刷作業をすぐに始めることができます。
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