介護保険の情報提供書の作成と管理方法(その3)
歯科医師居宅管理指導費(歯科医師介護予防居宅管理指導費)を算定するのに必要な情報提供書の作成方法の解説のその3です。
前回ではケアマネージャー宛の文書を作成しました。ケアマネージャー宛の文書は必須な文書ですが、居宅療養管理指導では、ケアマネ以外にも必要に応じて介護を行ってる家族や施設の職員、全身管理をしている主治医への情報提供を行います。
提供する内容は同じものでかまわないのですが、宛先に応じて文末を変えたり、内容的にも宛先ごとに多少の修正が必要な場合があります。カルテメーカーではそれをスムーズに行えるように文章のコピー機能をつけました。
□ケアマネージャー宛以外の文章の作成
前回と同じように居宅療養管理指導をダブルクリックして編集画面にします。
左上の「ケアマネージャー」プルダウンメニューを開くと
このように、ケアマネージャー以外の宛先がでてきます。今回は「本人・家族」宛の文書を作成します。「本人・家族」を選んでください。
まっさらの「本人・家族」宛の文書が表示されます。
もちろん、このまま文書を書いても良いのですがケアマネ宛の文書と内容は同じなので、内容をコピーしましょう。
右の「コピー」プルダウンメニューを開いてください。
「ケアマネージャーから」「主治医から」「本人・家族から」「施設から」というのが、コピーするコマンドです。ケアマネージャー宛の文書がすでにありますので、「ケアマネージャーから」を選んで文書をコピーします。
そのままコピーされます。文末が事務的なので、ですます調に修正します。
できました。保存すると、
カルテには、本人・家族宛の文書が作成されたことが記録されます。
訪問管理画面では
「文書」のところに「本」と表示がでて、本人・家族宛の文書が作成されたことがわかります。
「コピー」プルダウンメニューの「〜から」で他の文書からのコピーを作成できましたが、他のメニューではどんなことができるのでしょうか。みていきましょう。
○他へ
これは、今表示している文書をそれ以外の文書全部にコピーします。4つの文書を一気に作成するメニューですね。
○Do
これは、直前の居宅療養管理指導で作成した文書をそのままコピーする機能です。前回作成した文書をそのままコピーしてきます。介護の場合、それほど症状が変化するわけではないので、重宝する機能です。
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