« 保険証の登録・管理方法 | トップページ | 歯のパーセンタイル曲線を使って患者さんに説明しよう! »

2016年7月 8日 (金)

Brの支台形成を別々に行う場合の入力方法

ユーザーの先生からのご質問で、上(3)(2)1|1(2)(3)Brで日を異にして支台歯形成した場合の入力方法を教えて欲しいというのがありました。

1日で形成印象までする場合は単純にBrの形成セット、印象セットを使えばよいのですが、 左上(2)(3)を先に形成して次の日に残りと全体の印象を行う場合、ちょっとしたテクニックを使うことで簡単に入力できます。ではその方法を解説していきましょう。

では、支台歯の1本は先行して根治をしていて、残りはCの状態でBrを作成していく状況とします。

現在のカルテは

20160708_205609

こうなっています。左上2番の根治が終了した状態です。

次回からBrの形成をする予定です。

次回の入力をはじめます。通常通り「来院」ボタンで入力を開始します。

病名は、残りの支台歯は「C2」とします。

20160708_211717

続けてBrの病名をいれます。

20160708_211744_2

入力後、以前からあるPer、そして今回いれたC2とBr病名の3つを選びます。同時に複数の病名を選ぶには、コマンド(Ctrl)キーを押したままリストをクリックします。

20160708_211802

この状態で、「セット入力」のタブを押してセット入力画面にします。

補診」を入力するため、「再診時標準」セットを選び、「補診」を入力します。

20160708_211826

左上の2番にファイバーコアをいれます。

この場合は、左上2番Perの病名だけを選んで入力していきます。

20160708_211921

 

 

さて、ここからが今日のメインです。

 

この日は、このコアを築造した歯を含めて左上の2、3番の形成をしました。この場合、病名を個々に選ぶのではなく、部位を先に指定します。

このように

20160708_211948

部位だけを指定した状態で、「セット入力」のタブを押します。

するとこのような病名選択ダイアログが表示されます。

20160708_212005

左上2、3番に関連する病名がすべて選ばれた状態になっています。P病名はBrの作成には必要ありませんので、下のリストの「P1」病名をクリックします。

20160708_212013

するとこのように「P1」病名は対象からはずされます。「OK」を押して入力を継続します。

セット入力画面になりますので「Br形成」セットを選びます。

20160708_212039

このように左上2、3番の形成が選択された状態になります。

左上3番が失活歯の場合、選択されている生PZをクリックすると

20160708_212056

このように失PZに変わります。「OK」ボタンでカルテの記入します。

20160708_212312

次の日に反対側の形成と全体の印象となります。

また「来院」ボタンからはじめます。

反対側も同じですね。今度は右上の2、3番を指定した状態で

20160708_212134

セット入力」すると同じような病名選択ダイアログがでるので同じようにP病名をクリックして外します。

20160708_212146

で、「OK」ボタンでセット入力画面に変わります。

20160708_212206

今度は生PZなので「浸麻」を算定します。

形成が終わったので印象バイトです。今の状態は右上2、3番だけが選ばれている状態なので今度はBr全体を指定します。

部位を変えますので、右下の「登録 他へ」ボタンを押します。

20160708_221609_2

今度はBr全体の病名ですので、通常通り、Br病名と他の支台歯の病名をコマンド(Ctrl)キーを押しながらクリックして複数の病名を選択します。

20160708_212238

セット入力画面に切り替えて、「Br印象」セットを選びます。

20160708_212253

登録」ボタンでカルテに入力します。

20160708_212330

はい、このようにBrの印象まで入力されました。

次のBrの装着は、通常通りです。「来院」ボタンをいれ、先程と同じように病名を選び

20160708_212356

セット入力画面に切り替えて「Br装着」セットを選びます。

20160708_212408

カルテの登録して

20160708_212419

完了です。

 

 

今回の大事な点は部位だけを選んだ状態で、後で病名を選択していく方法です。全体を選んでセットの部位指定で部位を絞る方法もありますが、Brの形成の場合、上記の方法が簡単で効率的です。

お試しください。

 

 

カルテメーカーについてはカルテメーカー・ホームページまで。
カルテメーカーを実際に動かしてみたいときは評価版をダウンロードできます。
 
 
 
 

|

« 保険証の登録・管理方法 | トップページ | 歯のパーセンタイル曲線を使って患者さんに説明しよう! »

カルテメーカー」カテゴリの記事

入力方法」カテゴリの記事

カルテの書き方」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Brの支台形成を別々に行う場合の入力方法:

« 保険証の登録・管理方法 | トップページ | 歯のパーセンタイル曲線を使って患者さんに説明しよう! »