訪問先でもカルテメーカーを使おう!
カルテメーカーは、訪問先でもカルテの参照、入力がしたいという要望にお応えしてオフラインでの使用に対応しています。
最初の接続ダイアログで、「キャンセル」ボタンを押してください。
すると
と表示されて、接続が切れます。
切断された状態でも通常通りカルテの閲覧、入力ができます。
接続が切れた状態でカルテを入力すると、
このように先頭に「#」マークが表示されます。このマークが表示されている部分はこの端末だけに記録されていてサーバーには記録されていないということを示しています。
訪問先から帰ってきたら、このデータをサーバーに送る必要がありますが、これも特別な操作は必要ありません。いつもと同じようにサーバーに接続するだけです。
訪問先で使った端末のカルテメーカーを終了した状態にしたのなら、院内に帰ってきて院内のLANに接続した状態で、いつもと同じように起動していつもと同じようにサーバーに接続します。
訪問先で使ってそのまま持ち帰ってきた場合は、院内に帰ってきて院内のLANに接続したら、切った時と同じようにスプラッシュ画面を最前にしてファイルメニューから「サーバーに接続」を選びます。
すると起動時と同じように
接続ダイアログが開きますので、いつもと同じように接続します。
接続処理が進むと
というダイアログが表示されますので、「OK」を押してください。
この操作でこの端末のデータが自動的にサーバーに送られます。
このような進捗ウインドウが開きます。
もし、この時同じ患者さんをサーバー側でも修正していた場合は、サーバー側のデータを残すかこの端末のデータを残すかを確認するダイアログが開きますので、残すデータの方を選んでください。(通常は端末側のデータですね。)
このようにサーバーとクライアントで同時にデータを修正しちゃった場合は、データの矛盾を避けるためにどちらかのデータに統一するように動作しますので、できるだけ同時修正はしないように注意してくださいね。
もちろん、この端末が切り離されていた時にサーバー側で入力されたデータは自動的にこの端末のデータファイルにダウンロードされてサーバーのデータと同期されますので、特別な操作は必要ありません。
データが正しく送られると、端末側のカルテは
「#」マークが消えていつものカルテ表示に戻ります。
簡単でしょ?
切り離す時に患者さんのデータを端末側にいちいち送る必要もないですし、訪問先でも院内とまったく同じようにカルテメーカーを使うことができます。
この機能は訪問診療だけでなく、例えばレセプト請求時に自宅で点検と修正をして翌日にサーバーに変更部分を反映させるなんて使い方もできます。
またハブや無線ルーターが故障して院内LANが使えないなんて緊急時でもカルテを参照できますし、とりあえず各端末で入力しておいて復旧後にサーバーにまとめてアップロードするなんてこともできます。
この機能を使うには最初に設定を変更する必要があります。(初期状態ではオフライン入力はできない状態になってます。)
持出す予定のクライアントでカルテメーカーメニューから環境設定(winはファイルメニューから設定)で「システム2」ページを開きます。
(緊急時の対応を考えると全部のコンピュータで同じように設定しておくといいでしょう。)
このページで、「オフライン入力」を「許可」をチェックします。
もし画像も使っている場合は、「画像キャッシュ」の「常時」のチェックもつけてください。
画像を扱う場合は、サーバーの「画像」フォルダをクライアントにコピーして設定の「画像」ページで画像関係のパスを正しく設定してください。
「OK」ボタンを押して設定を保存したら再起動し、一度、サーバーに接続してください。
これで準備完了です。
カルテメーカーの他の機能はカルテメーカーホームページまでよろしくお願いします。
機能をお試しいただけるように評価版もご用意しています。カルテメーカー評価版
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