未来院請求を忘れていませんか?
技工棚をみると、ずーっと置きっぱなしのインレーやらクラウン。あぁ、そういえばこの患者さん来てないなぁ。気がついたらすぐに請求しましょう。
ということで、カルテメーカーで未来院請求をする方法です。
最終来院日のカルテの状態です。インレーの印象で終わっています。↓
右下の「来院」ボタン横の「▼」マークを押すとメニューが開くので、「未来院」を選びます。↓
確認のためのダイアログが開きます。未来院請求は最終来院日の月のレセプトとして発行するので、この場合9月分レセプトとして発行します。
どの月のレセプトに束ねて請求するかを指定します。
また、レセプトの転帰を指定します。通常は「中止」ですが、もし患者さんが亡くなってしまった場合は「死亡」にします。中止の場合、最終来院日から1ヶ月ほど様子をみて請求しますが、亡くなった場合はそれを待たないで請求できます。
セット入力の時、自動選択で「装着料」と「装着材料料」が選択されますが、未来院ではそれらは請求できませんのでクリックして選択しないようにします。
なお、間違ってそのまま入力しても「装着料」と「装着材料料」は点数が0点になってレセプト上は請求されません。しかしカルテ上はあきらかな間違いですので入力後であっても削除しておいてください。
続けて、「登録 次へ」ボタンを押し、上のタグから「コメント入力」ページに切り替えます。
左のカテゴリーから「摘要コメント」を選んで、リストから「摘)未来院請求<種類>...」を選びます。
「登録」ボタンを押してカルテに入力します。↓
入力した未来院の摘要を編集します。<>の部分を書き換えます。ダブルクリックして編集モードにします。
予定日は「予約」ボタン横の「▼」マークを押してメニューを表示させると次回予約日が表示されるので、これを書き写します。↓
レセプトを発行してみると、9月分で実日数0日、転帰は中止、摘要に未来院請求の文言というレセプトが表示されます。
ちなみに義歯などのように項目の中に「装着料」が含まれている場合は、このようにそのまま通常通り入力してください。↓
装着料の分はカルテメーカーが自動的に調整してカルテに入力されます。(セット入力時に763点だったのが、703点に調整されています。)
なお、この時の一部負担金は未収金(調整額)として計上されていますので、もし、次回来院した時はこの分が会計に表示されますので、その時点で清算します。
以上、未来院請求の仕方でした。
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