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2015年9月の2件の記事

2015年9月10日 (木)

短文(コメント)を登録してみましょう。

カルテメーカーではいろいろな処置に対してコメントを自由につけられます。そのコメントを入力する時に活躍するのが、コメント編集画面横の短文リストです。

処置のあるいは入力しようとするSOAPに合わせてそのリストが表示されますが、その内容を簡単に追加、編集できます。今日はその方法をご紹介します。

一般的な処置をダブルクリックするとこのコメント編集画面になります。
短文リストにコメントを追加する簡単な方法は次のような方法です。
 ・入力済みのコメントの中から追加する文言を選択する。
 ・「追加」ボタンを押す。
20150910_01512

このようにリストに選択した文言が追加されます。20150910_01521

より細かく、あるいはまとめて短文を登録編集するのであれば、「追加」ボタン右横の「編集」ボタンを押します。押すとこのような短文の編集ダイアログが表示されます。20150910_01707

操作方法

修正
修正する行を選択すると上の編集エリアに表示されるので、そこで修正します。修正後にこの編集エリア横の「保存」ボタンを押すと記録されます。複数行のコメントも登録できます。

追加
「追加」ボタンを押すとリストの最後に「新規」という短文が追加されますので、あとは修正と同じ操作で短文を編集して保存してください。

削除
削除する行を選択して「削除」ボタンを押すとその短文が削除されます。

短文の表示順序の変更
移動する短文を選択して▲▼ボタンを押して上下に移動します。

すべての修正が終わったら右下の「保存」ボタンを押して保存します。

歯科衛生実地指導のようにカルテ記載と患者さんに渡す文書が別の場合、それぞれに同時に同じ意味で違う表現のコメントを1クリックで入力する事ができます。
以下の例の場合、カルテ記載には「プラークの付着が多い」と言うコメントを、患者さんにわたす文書には「プラークプラーク(歯垢)が多く残ってます。」とうコメントが同時に入ります。20150910_01806

このような短文はこのように「;」半角のセミコロンで区切って二つのコメントを登録しておきます。最初の短文がカルテ記載用で、後ろの短文が患者さんに渡す文書用となります。20150910_01819

短文の編集は以前はサーバーでしかできなかったのですが、今回のバージョンからはクライアントからも可能になりました。簡単に登録・編集できますのでこれを機会に自分にあった短文のリストを作ってみてください。

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2015年9月 8日 (火)

未来院請求を忘れていませんか?

技工棚をみると、ずーっと置きっぱなしのインレーやらクラウン。あぁ、そういえばこの患者さん来てないなぁ。気がついたらすぐに請求しましょう。

ということで、カルテメーカーで未来院請求をする方法です。

最終来院日のカルテの状態です。インレーの印象で終わっています。↓  20150908_10535

右下の「来院」ボタン横の「▼」マークを押すとメニューが開くので、「未来院」を選びます。↓ 20150908_10657

確認のためのダイアログが開きます。未来院請求は最終来院日の月のレセプトとして発行するので、この場合9月分レセプトとして発行します。 20150908_10844

どの月のレセプトに束ねて請求するかを指定します。
また、レセプトの転帰を指定します。通常は「中止」ですが、もし患者さんが亡くなってしまった場合は「死亡」にします。中止の場合、最終来院日から1ヶ月ほど様子をみて請求しますが、亡くなった場合はそれを待たないで請求できます。20150908_10901

後は通常通り、病名の選択→セット入力となります。↓20150908_11026

セット入力の時、自動選択で「装着料」と「装着材料料」が選択されますが、未来院ではそれらは請求できませんのでクリックして選択しないようにします。
なお、間違ってそのまま入力しても「装着料」と「装着材料料」は点数が0点になってレセプト上は請求されません。しかしカルテ上はあきらかな間違いですので入力後であっても削除しておいてください。20150908_11141

続けて、「登録 次へ」ボタンを押し、上のタグから「コメント入力」ページに切り替えます。
左のカテゴリーから「摘要コメント」を選んで、リストから「摘)未来院請求<種類>...」を選びます。
「登録」ボタンを押してカルテに入力します。↓20150908_11224

入力した未来院の摘要を編集します。<>の部分を書き換えます。ダブルクリックして編集モードにします。

20150908_12058

修復物・補綴物の種類、理由(通常は患者都合)をいれます。20150908_12203

予定日は「予約」ボタン横の「▼」マークを押してメニューを表示させると次回予約日が表示されるので、これを書き写します。↓
20150908_12041

未来院請求のカルテの完成です。20150908_12214

レセプトを発行してみると、9月分で実日数0日、転帰は中止、摘要に未来院請求の文言というレセプトが表示されます。20150908_12321

ちなみに義歯などのように項目の中に「装着料」が含まれている場合は、このようにそのまま通常通り入力してください。↓20150908_164006

装着料の分はカルテメーカーが自動的に調整してカルテに入力されます。(セット入力時に763点だったのが、703点に調整されています。)20150908_164050

レセプト上でも装着料が算定されていません。↓20150908_175816

なお、この時の一部負担金は未収金(調整額)として計上されていますので、もし、次回来院した時はこの分が会計に表示されますので、その時点で清算します。

以上、未来院請求の仕方でした。

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