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2009年3月 7日 (土)

祝! 初提出

Dsc01380
久々の投稿です。
今月から電子レセプトでの本提出を始めました。
歯科では3月提出分(2月診療分)から、電子レセプトでの提出を基金や連合会が開始します。やるからには絶対最初の月に提出しようと、2月は寝る間を惜しんで開発に取り組みました。
苦労した甲斐もあり、無事今月に提出までこぎ着けることができました。

間違いなく日本で最初に電子請求を始めた歯科医療機関の一つになりました。

提出するのはフロッピーディスクと送付書です。
基金にはFDで送るということを記載した簡単な送付書なのですが、東京都の国保は紙レセプトと同様の総括請求書(都内と都外でそれぞれ件数と点数を集計したもの)の添付が必要です。
この送付書は基金や国保連合会で取り扱いが微妙に異なるので事前の確認が必要です。

カルテメーカーの開発の重点は、電子レセプトの作成より、ペーパーレスでの電子レセプトの提出という作業を支援する機能の作り込みのほうが大変でした。
具体的には電子レセプトのプレビュー、プレビューからカルテへのリンク、カルテの修正、再発行機能。事務点検エラーがあった場合の月遅れの電子レセプトの再提出機能、返戻とそれ以外を分離した総括機能などなど、実装した機能はかなりの量になります。

でも自分で言うのもアレなんですが、すごく便利になりました。
特にプレビュー画面に力をいれましたので、紙に印刷することなく提出前のレセプトの点検が画面だけで十分可能です。

対応版のアップデートと評価版のリリースも完了しました。
たぶん日本初のレセプト電算システム対応歯科レセコンだと思います。
調べていませんが。。(^^;

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レセプト・オンライン化」カテゴリの記事

コメント

早速評価版をダウソしました。(o^-^o)
作業、ホントに大変だったでしょう。
おまけに、CSV形式から電子レセプトを表示させる機能まで、独立で付けて(あくまで副産物でしょうが)。
益々のご活躍を期待しております。

投稿: 馬 | 2009年3月10日 (火) 17時23分

ダウンロードありがとうございます。
CSVをいじってみましたか?
基金の
http://www.ssk.or.jp/rezept/jiki_s/index.html
から作成の手引きがダウンロードできます。この書類の例題等をいれてみてレセプト表示がどうなるか、ぜひお試しください。面白いですよ。

投稿: kenken | 2009年3月12日 (木) 09時48分

ナルホド!ありがとうございますデス。
順番に例題のコードを入力して行くと・・・
面白い!コードの勉強にもなりますネ。
某井戸端で、歯科マスターがうまく機能しないってな書き込みがありましたが、そんなことないですよネ。
歯式と疾病名や処置名に関連付けを行うとなったら、メンドウなことが起こるかもしれないけど。
コードを単体で使う分には、ただその通りに変換するに過ぎないわけで。

投稿: 馬 | 2009年3月12日 (木) 17時28分

標準マスタもみることができます。
ファイルメニュー->総合情報
保守を選択
マスターメニュー->標準マスタ
です。

>某井戸端
おぉ、なるほど、ちょっと書き込んでこようかなぁ。
電子レセプトをカルテから作成するのはそれほど難しくないのですが、電子レセプトから印刷レセプト形式に変換するのは結構難しかったですね。
各社ともコード化ではなく、この逆変換や電子レセプトでの請求業務に必要な追加機能の作成に手間取ってるじゃないかと思います。

投稿: kenken | 2009年3月12日 (木) 22時43分

わざわざ(?)井戸端に書き込みありがとうございます。

この標準マスタにMedisの歯科マスターを直に用いることは難しくないのでしょうか?そうすれば、コアのプログラムに関しては共通に出来る。韓国などはコアプログラムはオンライン化の最大の受益者である電話会社が無償で提供して、それ故韓国レセコン(電子カルテ機能を含む)があんなにも安いのだと思いますが。個々のレセコン自体の価値は、POMRで入力出来るとか、入力系が簡単だとかの特色で選ぶようになる。

投稿: 馬 | 2009年3月13日 (金) 10時51分

medisのマスタを元にレセ電算のマスタが作られています。基本的にmedisマスタとレセ電算のマスタは一致するように管理されると聞いています。目的が少々違うので記録されている内容は違いますが項目は同じものです。
医科も歯科も同じマスタが使われますので、レセプト電算の世界では、「同じ」医療として垣根はありません。
コア部分の共通化というのはOSの共通化に似ていますよね。どこかが公開のコアを作りそれがディフェクトスタンダードになればそうなるかもしれません。
実は医科の場合、あるソフトがそういう形になっていて、結構多くの電子カルテのコアとしてOEM供給されています。

投稿: kenken | 2009年3月13日 (金) 11時34分

アッチ(井戸端)とコッチで、流れが分断されて(オイラが悪いんだけど)判り難くなってしまいましたが、統合して、納得しました。ありがとうございました。日医総研のORCAも似たようなコンセプトだと思うんだけど、日歯執行部には、そんな考え無かったのでしょうかねぇ・・・

投稿: 馬 | 2009年3月13日 (金) 14時57分

ORCAプロジェクトは医科でも異質なものですよね。
時代のタイミングもよかったのでしょう。予算は当時の厚生省ではなく通産省からでたと聞いていますし、たまたまかどうかは分りませんが、あるカリスマ的なエンジニアが計画の中心になったことも幸いしました。FやNなど大手から強い妨害があったが秘密裏に事を進めたなんている映画のような話も聞いています。
 また、医科の場合、レセコン(医事)と電子カルテが明確に分かれているという環境も違います。ORCAは基本的にレセコンですので、事務方がカルテを見て入力するというのが基本スタイルですが、MML/CLAIMという形式の電子的な診療情報を使って電子カルテと接続できます。
 この形式に対応した電子カルテがかなり製品化されたので、医師が使う部分は自由に選べることができることが自然にできたことも成功の理由でしょうね。

投稿: kenken | 2009年3月13日 (金) 16時16分

>予算は当時の厚生省ではなく通産省からでた

それを言ったら、日歯は苦しいでしょうネ。
例の事件。
まともに使えてたら、今頃は・・・

投稿: 馬 | 2009年3月13日 (金) 16時29分

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