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デジタルX線との接続

gazoX00  デジタルX線と組み合わせて使うと、X線画像をカルテと一体として管理することができます。ネットワークで繋がれたコンピュータならOSの違いに関わらず同じように表示されます。
 取り込んだ画像はカルテ上に貼付けたように表示されます。もちろん、カルテをインクジェットプリンタ等で印刷すると画像も一緒に綺麗に印刷されます。カルテの画像部分をダブルクリックすることで大きな画面で確認することも出来ますし、その画像をX線診断用のアプリケーションソフト(ImageJなど)に渡して詳しく分析することも可能です。
 X線写真の取り込みはドラッグ&ドロップで簡単にできます。取り込める形式はpict、jpeg、TIFF、BMPなどで通常のデジタルX線装置なら問題なく接続可能です。

X線画像の確認

gazoX40 カルテの画像部分をダブルクリックすると、画像が大きく表示されます。またこの画面は画像を登録したり大きさを変更するための編集画面でもあります。
カルテメーカーにはX線画像を分析するための機能はありません。これを補うために登録した画像をX線写真を扱う専用のアプリケーションに渡すことができます。また、同じように注釈等を書き込むような画像を修正する場合にもそれ専用の、例えばフォトショップのようなアプリケーションに渡すこともできます。
gazoX41 表示ドロップダウンメニューを開くと、画像を渡す先のアプリケーションの一覧が表示されます。必要なアプリケーションを選ぶとそれに画像を渡します。
gazoX43 Macでは有名なフリーの画像分析ソフトのImageJに渡し、輝度とコントラストの調整をしているところです。

デジタルX線との接続 取り込み1

DenOp1 デジタルX線装置からの画像の取り込み方法をDenOptixを使ってご説明します。
デジタルX線のコンピュータはカルテメーカーのシステムと同一のLAN(ローカルエリアネットワーク)に接続し、ファイル共有を有効します。あるいはデジタルX線のコンピュータにカルテメーカーをインストールしておきます。
デジタルX線装置の付属ソフトには撮影した画像を外部に書き出す(保存)する機能があります。DenOptixの場合はファイルメニューから「形式を変えて保存」を実行します。
DenOp2 書き出し(保存)先は画像パレットに指定したフォルダです。例の場合はカルテメーカーのサーバーのあるMacの画像パレットに指定したフォルダ(DENOPTIX)の中に保存してます。

デジタルX線との接続 取り込み2

gazoX01 画像パレットはネットワーク上の指定されたコンピュータの中の特定のフォルダの中身を表示しています。どのコンピュータからもこの同一のフォルダを見ることができるので、デジタルX線装置からは、この特定のフォルダに画像を保存することで、ネットワークで繋がった全てのコンピュータでその画像を扱うことができます。
先ほど保存した画像は、パレット上部の標準と書かれたドロップダウンリストの隣の丸いボタン(OS X以外ではRと表示されている)を押すとパレットに表示されます。

取り込み3

gazoX10 X線画像に限らず画像は基本的にどんな処置にでも登録できますが、やはりデジタルX線画像はデンタルあるいはパノラマといったX線写真処置に登録すると管理しやすいでしょう。
画像を登録するには、まず登録対象となる処置をダブルクリックします。

取り込み4

gazoX11 ダブルクリックすると編集画面になります。画像を登録する場合はタブの「画像」をクリックして画像登録ページに切り替えます。

取り込み5

gazoX12 画像パレットには先ほどデジタルX線装置から書き出した画像のサムネイルが表示されています。このサムネイルを今開いた画像登録画面にドラッグ&ドロップすることで、画像が登録されます。
なお取り込まれた画像はコピーされてサーバーの画像フォルダに中に患者さんごとに分類されて記録されますが、その位置やファイル名を意識する必要はありません。カルテメーカーが管理します。
gazoX06 画像が表示されたら、取り込み完了です。左上のOKボタンを押すとカルテに登録されます。
gazoX13 カルテに画像が表示されます。

大きさの変更

gazoX14 カルテに表示される時の画像の大きさを変更できます。画像登録画面で数字が表示されているドロップダウンリストで大きさを選びます。デンタル1枚の場合、3−4程度が見やすいかと思います。
gazoX13 3の場合。
gazoX15 8の場合。

表示形式の変更

gazo30 今の場合は画像を個別に登録しました。カルテに表示する際に画像を並べて表示させることができます。
並べる形式は左上のドロップダウンリストで指定できます。
gazoX31 9分割。デジタルX線より、口腔内写真に向いてます。
gazoX32 14枚法。
14枚法、10枚法の全額撮影の場合の配置です。

情報パネル

infoP
 カルテを見ていて、歯周治療がどこまで進んだんだろうとか、補管の期限はいつまでかなといったことを見たい時があります。

 でもカルテをスクロールしたり表示形式を変更するのはちょっと面倒。そんな時に活躍するのが情報パネルです。

 情報パネルとは、そのようなカルテに付随した様々な情報を常時表示するためのパレットウインドウです。画面の左端に表示されている「情報:〜」というタイトルのウインドウがそれです。

 情報パネルには必要なパネルだけを表示させることができるし、普段使わなければ畳み込んでしまっておくことができます。また、複数の情報パネルに分割することもできるので、モニタの大きさや診療スタイルに合わせてカスタマイズできます。




infoP6
情報パネルが表示されていない時や、情報パネルを追加する場合は情報メニューから情報パネルを選んでください。

情報パネル2

infoP2

各パネルの三角マークをクリックすると、そのパネルを展開/伸張することができます。

情報パネル3

infoP3 各パネルのタイトルの右端のクローズボタンを押すと、情報パネルからそのパネルが取り除かれます。

情報パネル4

infoP4 削除したパネルを追加するには情報メニューから追加するパネルを選んでください。

情報パネル5

infoP5 タイトル部分をoption(alt)キーを押しながらドラッグ&ドロップすると順番を変更できます。

情報パネル6

infoP7 タイトル部分をダブルクリックすると、その部分で情報パネルは分割されて、独立した2つのウインドウになります。

情報パネル7

infoP8 分離されたパネルを他のパネルの下の部分に近づけて、一番上のタイトルをダブルクリックすると、2つのウインドウが連結されて一つの情報パネルになります。

情報パネル8

infoP9 タイトルがイタリックで表示されているパネルがアクティブなパネルです。アクティブなパネルが展開されていて、大きさの変更が可能なタイプの場合、ウインドウの大きさを変更することができます。
縦方向の大きさの変更はアクティブなパネルだけに影響します。

情報パネル9

infoP10 左下のボタンを押すと、ウインドウの幅をデフォルトのサイズに戻します。縦方向は変化しません。表形式のパネルの場合、区切り位置も元に戻ります。

情報パネル P治療経過

infoP20 P治療経過パネルは歯周治療の経過をグラフ化したものです。青い部分は検査が完了したことを示します。淡い青は基本検査、濃い青は精密検査です。
それ以外の色は表示されているように、中心からスケーリング、PCurまたはSRP、歯周外科です。
スケーリングは赤が基本、黄色は1/3顎を超えたものです。
PCurまたはSRPはPCurが赤、SRPは黄色です。
歯周外科も種類によって色が違います。

infoP21 青い部分をダブルクリックすると、このような簡易型の検査結果を表示します。検査結果を修正する場合は修正ボタンを押してください。検査の編集画面がサブカルテで開きます。
青い部分をダブルクリックする時、シフトキーを同時に押しておくと、この簡易画面を表示しないで直接検査結果修正画面がサブカルテで表示されます。

情報パネル 補管

infoP22 補管パネルは補綴物管理の期限を表示します。「管理中」は補綴物管理中です。

情報パネル 画像

infoP23 画像パネルは、登録されている画像の一覧を表示しています。診療期間の区切りを示すために初診も表示されます。
infoP24 各項目をダブルクリックするとこのようにサブカルテを使って画像が表示されます。

情報パネル プロブレム

infoP25 プロブレムパネルはプロブレム(病名)の一覧です。
infoP26 処置とプロブレム(病名)の相互リンクを表示できます。
カルテをクリックするとその処置の対象となるプロブレムにチェックマークがつきます。
infoP27 逆にプロブレムを選択してから「抽出」ボタンを押すと、そのプロブレムにリンクした処置だけがカルテに表示されます。
この機能で、病名や歯牙に対して行われた処置や検査記録が即座にわかります。
infoP28 「選択」ボタンの場合は、プロブレムにリンクされた処置が選択状態になります。
これらのプロブレムと処置の相互リンクは特にPOMR形式のカルテで威力を発揮します。SOAP形式で入力した場合、どのプロブレムに対しての記録なのかを簡単に参照できるからです。

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