« 確定処理のバグを修正 | トップページ | データの追加 »

<新機能>データ修復機能

サーバーのデータファイルが破損した場合に、クライアントのデータをサーバーのデータファイルにアップロードする機能を追加しました。

修復可能なケース
ネットワークで運用していて必ず常時接続しているクライアントがある場合で、
1)データファイルの破損が判明し、正常な過去のデータファイルのバックアップが存在する場合。
2)電源の瞬断、システムエラー等でカルテメーカーが落ちてキャッシュデータを失い入力したデータの一部を失った場合。

どちらの場合でもカルテデータの不足部分をクライアントのデータから補います。

注意
以上の事象が発生した場合、あわててサーバーを再起動してクライアントを接続し、クライアントでカルテを開いては行けません。その時点でクライアントのデータはサーバーのデータに一致するように処理されますので、せっかく残っていたデータを失ってしまいます。
このような事態になった場合、速やかにクライアントを終了させて、クライアントのデータファイルを念のためバックアップしてください。

手順
1)のケースの場合はサーバーのデータファイルをバックアップしてある正常なデータファイルに置き換えます。
2)の場合、お使いのデータファイルを4Dtoolで検査して異常がないことを確認し、以上が無ければそのまま起動します。復旧を急ぐ場合は検査せずにカルテメーカーを再起動しても構いません。起動できれば、復旧後に検査してください。
起動時に破損が報告された場合は、1)と同じように過去のバックアップファイルを戻します。

(1)サーバーを起動します。クライアントは起動してはいけません。
(2)サーバーで幾つかカルテを開き、データが不足していることを確認してください。開いたカルテは必ず閉じておきます。クライアントの接続前にカルテをすべて閉じてあることを確認してください。
(3)データが残っているクライアントを1台だけ起動し、サーバに接続します。他のクライアントは絶対に接続してはいけません。
  !!注意!!
絶対にこの時にカルテをクライアントで開いてはいけません。カルテを開くとクライアントに残されたカルテデータは失われます。
(4)クライアントで、ファイルメニュー->総合情報->更新処理と開きます。
データ復旧の「実行」ボタンを押します。
進捗状態が表示されます。
(5)アップロードと後処理が終わるとカルテメーカーを終了してくださいの表示がサーバーとクライアント双方のマシンに表示されますので、両方とも終了させます。
(6)ここまでの処理で不足分が全て回復できたら運用を再開します。
(7)もし、一つのクライアントだけでは不足部分が回復できないが、他のクライアントに不足部分を補うデータが残されていた場合はそのクライアントを使い、さらに同じ処理を繰り返すことでサーバーのデータを復旧することができます。
(8)この時、どのクライアントにデータが残されているかを確認するにはクライアントを起動した時に、サーバーに接続しない状態にして(起動時の接続ダイアログをキャンセルする。)起動してからカルテを開いてください。
上記のようにサーバーに接続して開くとデータを失います。

2007 10 29 [3.1b03.001で対応] | 固定リンク

トラックバック

この記事のトラックバックURL:

この記事へのトラックバック一覧です: <新機能>データ修復機能:

コメント

コメントを書く