2017年3月16日 (木)

付箋にチャット機能もつけちゃいました。

今はチャットと言っても通じないかなぁ。LINEの様な機能といったほうがいいかな(笑)

付箋の情報はネットワークで接続されたすべてのコンピュータ共有されていますので、内容を修正すると、その付箋を表示しているすべてのコンピュータにその修正が反映されます。

ということは、ユニットと受付でLINEのように通信できるわけです。

とは言っても、LINEと同じインターフェースを作り込むのは少々面倒です。だからといって付箋のままでは、誰がどこに向けて言ってるのかをわからせるように書き込むのでは、実用的ではありません。

で、思いついて作ったのがチャット機能です。

チャット機能を有効にした付箋にはチャット用のボタンが表示されます。

20170316_190507_2

 

 

□チャット機能を有効にする。

チャット機能を有効にするには付箋右上の設定アイコンをクリックして設定画面を出して、

20170316_190433

種別」を「チャット」にします。

高さ」も「可変」にして、広い付箋にしたほうが使い勝手がよいでしょう。

OK」ボタンを押すと、チャット用のボタンが表示された付箋になります。

 

 

□使い方

チャットを始めるには「」ボタンを押します。

すると

20170316_190555_2

こんな感じに、自分の端末の名前とプロンプトが表示されてカーソルが表示されますので、本文を書きます。

本文を書いたら「TAB」キーを押すと、他のコンピュータの送信されます。(TABキー忘れないでね)

20170316_190745

受付でそれを読んで返答すると、

20170316_210544

このように表示されます。新しい通信文は一番上に追加される形式です。これは4Dのスクロールの仕様の関係でそうなっています。

なお、スクロールバーは付いていませんが、マウスカーソルが付箋内にある状態で、マウスのスクロールホイールを回すか、タッチパッドを2本指でスワイプすればスクロールできます。

この受付からの通信文は、受付側で「」ボタンを押して、続けて「了解」ボタンを押し、「TAB」キーで返事をしたものです。

この状態で、ユニット1でまた「」を押すと、1行目に「ユニット1:」と表示されます。明示的に受付を送信先に指定する場合、「>受」ボタンを押すことで、

20170316_190908

このように「>受付へ」という文が入ります。

>診」は「>診療へ」、「日付」は今日の日付(2017/3/17)、「時刻」は今の時間(18:23)が入ります。

日付は通信文中に使うというより、ログとして残す場合に、日付を記録しておくという意味合いで使うことを想定しています。

」はプルダウンメニューになっていて、

20170316_190949

リストから書き込む短文を選べます。

通信を送るときの「TAB」キーを押すのを忘れないでくださいね。

 

 

今のバージョンではボタンのカスタマイズはできませんが、プルダウンメニューのカスタマイズはできます。

カスタマイズは以下の手順で行ってください。

サーバーにて

ファイルメニュー → 総合情報

リストから、「保守

マスターメニュー → 短文

99000002 チャット」 をダブルクリックして開いて修正です。

20170316_212100修正後、クライアントは再接続するとダウンロードして修正が反映されます。

 

 

通信記録はそのまま付箋の内容として残ります。通信ログとして残しておくと、カルテとは違った患者さんの動向をつかめますので、消さないでおくといいかと思います。容量的には2GBまでのテキストを保存できますので、まぁ、足りないということはありませんので、バンバン使ってくださいね。

 


 

 

歯科電子カルテシステム・カルテメーカーは月額15,000円
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2017年3月13日 (月)

電子カルテの付箋はこんなにすごい!ー検索機能を活用しようー

これまで説明してきたメモやブックマークといった付箋機能は現実の世界をシミュレートしたものですが、実は、本当にやりたかったことは別にあります。

それは「付箋の検索

googleを引き合いに出すまでもなく「検索」は世界を変えます。ってそんな大袈裟なものではないのですが(笑)

紙の付箋はカルテに貼るだけですが、電子カルテの付箋はメモ内容や他の条件で「探す」ことができます。

言葉で説明すると地味ぃ〜な機能ですが、私的にはめちゃくちゃ画期的な機能なのです。「付箋」ですから内容は自由に書き込めます。その内容を「キーワード」と考えると、好きなキーワードを設定して、それを対象に検索できるのです。

電子カルテですから、診療内容や病名での検索はできますが、いざやろうとすると結構面倒で難しいのが現状です。例えば、3mixで治療した症例を検索したいとか、前歯部のインプラントだけを検索したいとかですね。

さらに実際の臨床では、医学的な情報だけでなく、例えば、お中元をいただいたとか、だれかを紹介したとか、そういった情報を元にカルテを探したい時があります。一般的なレセコンではあらかじめこういった項目を入力するようにしておかないと検索できませんし、必要になったからといって追加されることはほぼありえません。

でも、付箋機能はそういったことが簡単にできるのです!!

う〜ん、言葉では伝わりにくいなぁ~(^_^;;
後で具体例をあげてみますね。今日はまずはその基本的な使い方を解説します。

 

 

付箋の検索するには「付箋一覧」画面を表示させます。

ファイルメニュー → 総合情報
リストから「付箋一覧」です。

 

□基本的な操作

20170312_101925

行をダブルクリックすると、その付箋が付いたカルテが開きます。ツールバーの「頭書」「カルテ」「病名」等のボタンを押すと、選択された付箋のカルテがその形式で開きます。

タイトル部分をクリックするとそのデータで順番を並び直します。

 

□検索

画面の上の部分で検索条件を設定します。

左のチェックボックスにチェックえを入れて、右側で条件を設定します。「検索」ボタンを押すと検索します。

例えば、「表示」にチェックをいれて条件を「非表示」にして「検索」を押すと

20170312_102342

このように「非表示」の付箋だけが表示されます。

今度は「内容」にチェックを入れてみましょう。内容の場合は、探す文言(キーワード)を入力します。そして、探す文言が文章と一致するか、あるいは最初か途中か最後に現れるかという条件を設定します。

例えば「お中元」を「含む」付箋を探すなら、次の画面のように設定して「検索」です。

20170312_102853

このように「お中元」という言葉を含む付箋が選ばれます。チャットの付箋には長い文章の途中にお中元という言葉が含まれています。

キーワード中にはワイルドカードの「@」(半角)が使えます。

 例えば、「お中元@2017」とすると、「お中元」と「2017」の間にどんな文字があってもヒットします。

20170312_102730

このように「お中元」で始まって、「お中元」と「2017」に間にスペースが存在する付箋が検索されました。

 

複数の条件をチェックした場合は、それらの条件は「AND(かつ)」で、結び付けられます。

条件のチェックをすべて外して検索すると最初に付箋一覧画面を表示した時と同じになります。

 

□より詳しい条件で検索

付箋一覧画面では4つの条件しか設定できませんが、もっと条件を増やして、あるいはもっと複雑な条件を設定して検索することもできます。

選択」メニューから「検索...」を選びます。

20170312_102912

検索ダイアログが開きます。

20170312_102924

このダイアログの詳しい使い方の説明は4Dのマニュアル(クエリエディタ )をご覧ください。

このダイアログを使う場合、フィールドの名前に注意してください。付箋のデータは「汎用データ」というテーブルに保存されているため、フィールド名と条件が違う名前になります。

次のように対応しています。

[汎用データ]Lp1 → 表示(表示:1 非表示:0)
[汎用データ]日付P1 → 登録日
[汎用データ]Lp2 → 登録時間(秒数)
[汎用データ]日付P2 → 修正日
[汎用データ]strP1 → タイトル
[汎用データ]strP2 → 種別
[汎用データ]textP1 → 内容

汎用データという名前からわかるようにいろいろなデータが含まれるテーブルです。付箋のデータは「[汎用データ]機能」フィールドが「付箋:付箋」のレコードです。

また、「[汎用データ]患者コード」フィールドが患者さんの識別コードになりますが、表示されている患者番号ではなく内部IDというものです。頭書の内部IDに表示されるコードです。この患者コードが10,000以下のものはシステムが内部的に使ってるデータですので、除外する必要があります。

ですので、検索時には常に

20170312_103437

この条件を付けるようにしてください。

全部の条件を「かつ」で結合する場合は、最初にこの条件を設定しても良いですが、「または」という結合を含む場合は、最後にこの条件を付けてください。

例えば、登録日を条件に検索する場合は、

20170312_103528

このような検索条件を設定して「クエリ」ボタンを押します。

20170312_103535

このように指定した「3/10」に登録された付箋が検索されます。

より複雑な検索条件も設定できるだけでなく、このクエリエディタを使うと、検索した履歴を参照したり、検索した条件を保存しておくこともできます。

毎回使うような検索条件は検索条件を保存しておくといいでしょう。

 


 

 

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2017年3月10日 (金)

付箋を使ってブックマークをしよう!!

ちょっとしたメモ書き用に付箋を使うのは今や一般的ですが、付箋の本来の使い方は「しおり」や「ブックマーク」として、本にペタペタ貼る方法ですね。

カルテメーカーの付箋にもこの機能を取り入れました。

20170310_162158_5

これは、「デンタル」と表示されている付箋のリンクアイコンをクリックした時の画面です。デンタルの付箋はこのデンタル写真にリンクされてブックマークとして機能します。

同じように

20170310_162401

これは「病名」の付箋をクリックした時の画面で、病名画面にリンクされています。

リンクアイコンは、リンクが設定された付箋の右上のところにマウスカーソルをもっていくと表示されます。

 

□リンク(ブックマーク)の設定方法

ブックマークには3種類あります。一つはカルテの表示形式に対して、2つ目は、カルテの特定の日付に対して、そして3つ目はカルテの特定の処置に対しての3つのリンクを設定できます。

 

1、カルテ画面をリンクする。

リンクを設定するには右上の設定アイコンをクリックして設定ダイアログを表示させます。

20170310_141633

ブックマークの項の「リンク」チェックボックスをチェックします。

20170310_141725

その横のポップアップメニューを押すとカルテの「表示」メニューと同じリストがでてきます。リンクさせたい画面を選んで(画像の例では病名)、「OK」ボタンで設定を保存します。

これで、このリンクを押すと病名画面が表示されるようになります。

 

2、カルテの特定の日にブックマーク

付箋をクリックした時にリンクした日付のカルテを表示させるには次のようにします。

まず、リンクする日を表示させて、その日付の適当な処置項目を選択状態にします。

20170310_142153

この例では2006/4/30を選んでいます。この状態で、設定アイコンを押して設定ダイアログを開きます。

20170310_142210

こうするとブックマークの日付の欄に選択した日付が入ります。

リンク」のチェックマークを付け、「2号用紙」を選び、「日付設定」のラジオボタンを選択します。OKボタンを押して設定を保存します。

この状態でリンクをクリックすると

20170310_142400

このように4/30日が表示されます。

日付欄は設定ダイアログで直接入力することもできます。ちなみに「00/00/00」を設定すると、2号用紙で直前に選択していた日付が選択されます。5/10を選んだ状態で、病名表示に切り替えて、付箋のリンクを押すと5/10が選択された状態で2号用紙に切り替わります。

 

3、特定の処置項目をリンクする

クリックした時に特定の処置、例えば、歯周検査とかパノラマ写真とかをブックマークする場合は次のようにします。

まずリンクする処置を選択します。

20170310_142845

この例の場合、口腔内所見を選んでいます。

この状態で、設定アイコンをクリックして設定ダイアログを表示させます。

20170310_142451

リンク」のチェックマークを付け、「2号用紙」を選び、今度は「処置設定」のラジオボタンを選択します。OKボタンを押して設定を保存します。

この状態でリンクをクリックすると

20170310_142524

今度は選択した口腔内所見が表示されます。

 

電子カルテはどうしても紙のカルテと違ってぱらぱらめくって、サッと必要なところを開くってことが不得意です。でも、このブックマーク機能をうまく使えば、大きなイベント(インプラント手術や、義歯の装着など)にブックマークを設定してすぐに見たりなんてことができるようになります。

 


 

 

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2016年11月15日 (火)

新機能! P経過パレット 治療経過をビジュアルに表示。

新機能「P経過パレット」を実装しました!!!

とは言っても実は、カルテの表示形式としてすでに実装されていた「P経過」表示をパレットで別ウインドウに常時表示させておくようにしただけという。。。(手抜きwww

いやいや、パレット用には根本から作り直しが必要なんで決して手抜きではないですよ(爆)

まぁ、細かいことは置いといて。

パレットとして独立させたことは大正解でした。数日使ってみましたが、めちゃ便利です。

もともとは、長い経過の患者さんで再SRPを繰り返すようなパターンで診療している場合に、次に行うSRPの位置や歯周検査の時期を的確に判断する必要があって開発した機能です。

20161115_92031

こんなようなパレットです。部位ごとにどんな処置がいつ行われたかをグラフィカルに表示します。歯周検査の結果も表示されているので、次にどのような処置を行えば良いかもすぐに判断できます。

20161115_92030

こんな感じに私はカルテの右側に表示させていますが、パレットですのでお好きなところに配置してください。最前面のカルテの情報を表示しますので、複数のカルテを開いている場合は、ウインドウを切り替えるとそれに応じて内容が変わっていきます。

20161115_92046

左上の「C」のチェックをつけると、P以外の処置(充填とか印象とか)を表示します。「P」のチェックを消すとP以外の処置だけが表示されます。見たい履歴情報を絞ることで全体の経過を把握しやすくなります。

実はP経過といいつつそれ以外の経過も表示できるので「P経過パレット」というのは間違いといえば間違いなのですが、最初に書いたようにPの経過管理が最初の目的だったものでそんな名前のままになってます(笑)

20161115_92056

「経過」のチェックをつけると来院の状況をビジュアルに見ることができます。しばらく通ってないなぁなんてことが実感として感じされるようになります。

20161115_92113

検査の行をダブルクリックすると検査結果を別パレットで表示します。精密検査などの詳細な検査結果もこれで簡単にアクセスすることができます。

20161115_92144

それ以外の行をダブルクリックすると、その処置が含まれる日のカルテを表示します。P経過パレットをカルテの目次のように使うことができるんですね。

経過を一目に把握することができるので便利ですよ!

 


 

 

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2016年7月30日 (土)

タブレットでレセプト点検しよう!!

カルテメーカーではレセプトの点検をタブレットでできます!

とはいっても、新機能を追加したわけではありません。

iPadやアンドロイドのタブレットの基本的な機能だけで簡単にできます。実は私がそういう使い方を想定したのではなく、iPadが発売された時にユーザーの先生から教えてもらった方法なんです。(^^;

 

 

では、その手順です。

20160730_162506

このようなレセプトが発行済です。

このレセプトをpdfファイルに出力します。

MacならOSの標準機能としてできますが、winの場合はpdfファイルを出力できるプリンタドライバを用意します。

パレットメニューから「レセプト印刷...」を選んで、

20160730_162513

通常通り「印刷」ボタンを押して印刷します。

印刷ダイアログで、

20160730_162522

PDFファイルとして保存...」を選んでファイル名を決めて保存します。

できたpdfファイルをDropBox、googleドライブ等でiPadやアンドロイドのタブレットに転送します。

で、あとはタブレットでそのpdfファイルを開くだけです。

Screenshot_20160730162340_2

アドビリーダーなどのアプリならメモやブックマーク、pdfに書き込みもできるので、チェック結果を残せます。

Screenshot_20160730162232

ドロップボックスでファイルを共有しているのであれば、この変更はそのままパソコン側のファイルにも反映されますのでカルテの修正はそのファイルを見ながら行なうことができます。

20160730_170803

タブレットを家に持ち帰って点検なんてこともできますので、便利ですよ!

簡単ですので、ぜひ御試し下さい。

 


 

 

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2016年7月11日 (月)

歯のパーセンタイル曲線を使って患者さんに説明しよう!

歯のパーセンタイル曲線って使ってますか?

以前「歯のパーセンタイルを作ってみました」という記事を書きましたが、具体的な使い方にはあまり触れませんでした。

今回はその機能の具体的な使い方を解説していきます。

 

 

 1、初診時の説明方法

まずはカルテを開いて、「パレット」メニューから「パーセンタイル」を選びます。選ぶとこんな画面が表示されます。

20160711_95511

最初に右側にある「参照」ボタンを押します。

このボタンを押すと開いているカルテの残存歯の推移のデータを取得して下のリストに表示します。

初診で残存歯登録だけされている状態でボタンを押した状態が次のような画面です。

そして、リストの1行をクリックするとその場所がグラフ上にプロットされます。チェックマークが付いている行がプロットされている部分です。

49歳で残存歯が22本、かなり悪い状態で、100人中90人であることがわかります。

20160711_115942

口腔内検査をして、「残ってる歯は22本です。かなり悪いですねぇ」と説明しても患者さんはあまり実感してくれません。意外と食事できてしまったりしますし、他の人がどのくらいの状態なのかという具体的な情報がまったくないからです。

でも、このパーセンタイルのグラフを見せて、「残ってる歯は22本です。あなたは同世代の人100人中90番目に悪い状態です。下から1割の中に入ってます。」と言われると、俄然、目の色が変わってきます。ヤバいなぁという顔に変わるでしょう。

人は、他人との比較や具体的な数値で初めて実感できるのです。

逆に本数を伝えた時に「それって、どれくらい悪いのでしょうか?」と質問される場合は、すかさず、このパーセンタイルを使いましょう。具体的にかつ即座に回答が得られると患者さんの信頼感はとても向上します。

さらに、このグラフは未来の予測をビジュアル化できます。使うのは上のリストと「+」ボタンです。

」ボタンを押すと、上のリストに1行追加されます。

追加した後に「年齢」と「本数」の欄を修正します。ゆっくりと2回クリックするとカーソルが中にはいりますので、あとはエクセルのような表計算ソフトと同じように数値をなおします。

年齢だけを60歳に修正すると、こんな感じにプロットされます。

20160711_115959

順位は自動的に計算されて「72番」に変わります。治療とメインテナンスが成功すれば10年後には順位が20番近くあがることがわかります。

患者さんにこれを見せて説明し、治療の効果を具体的に理解してもらうことと、長期的な 目標を持ってもらい治療へのモチベーションを高めていくことができます。

さらに先の70代の数値もいれてみます。

20160711_120248

20160711_145021

70歳では48番です。

患者さんには「70歳まで維持できれば、ほぼ平均的な健康状態を手に入れることができます。」と将来の希望を提示できます。

逆に悪化する可能性を説明することもできます。

このグラフは本来、個々の患者さんの経過を追跡したものではなく、全年代を横断的に一斉に検査した結果ですので、ある順位の人が将来こうなると予測できるものではありません。

ですが、あとで説明しますが、多くの患者さんはこのカーブに沿って悪化していきます。良くできてます。

大まかに言って、若いうち歯が多く残ってる人は将来的にもそれほど歯を失わないが、若い時に比較的多く失ってる人はその後も早めに歯を失っていくのです。

ですので、この患者さんには、「今のまま放置した場合、多くの場合、このカーブに沿って悪化していきます。」と説明します。

そして、具体的に数値を変更してプロットします。

20160711_120217

患者さんには「このように、60歳で13本、70歳の時には5本しか残りません。」と将来予測を説明できます。

この効果はなかなかのものがあります。恐怖を与える手法はあまり好ましいものではないですが、モチベーションの維持には必要なテクニックではあります。

 

 

2、メンテナンス時の説明

長期に通われていてメンテナンスを繰り返していると大きな変化がなく、なかなかモチベーションを維持できなかったりします。そんな時もこれを使ってみてください。

長期の通ってる場合、「参照」ボタンを押すとずらっとリストがでます。再初診ごとに年齢と本数、そして順位がリストアップされます。

好きな行をクリックすればそれがプロットされます。

メンテナンス時には、まず、最初に来院した時日をクリックし、今日あるいは前回の来院の行をクリックします。

20160711_102239

と、このように本数が変化しなくても、この20年間で24番から7番に大きく改善したことがわかります。

○○さん、頑張ってますね!20年近く1本の歯も無くさなかったので、順位が24番から7番になりましたよ!」といってあげると励みになります。

さらに、右上のところに将来予測をいれて将来の目標を明確化します。

20160711_184640

85歳までこのまま頑張ると4番ですよ!」といった感じです。

逆に悪化してしまう場合も「見える化」は大事です。

20160711_95909

治療を中断して、しばらくして来た状態が悪化してるとか、治療を続けていてもあまり予防に熱心ではなく環境の改善ができずに悪化する場合、どのくらい悪化しているのかを具体的な数値で感じてもらうことができます。

 

 

3、症例の分析

長期の症例でどのように欠損状態が推移したかを分析できます。

例えば

20160711_95540

83番から69番に改善しいますが、プロットするポイントを増やしていくと

20160711_95640

20160711_95727

75歳までの10年間は治療をがんばったのだけどカーブに沿って悪化していったことがわかります。

75歳から85歳までは本数を維持できていて、それが順位の向上につながってることがわかります。

20160711_100100

この方の場合、60代の時に一気に悪化しています。

この患者さんの場合、初診時から歯周病の状態がおもわしくなく、それでも15年間は頑張って維持してきたのですが、悪化を食い止めきれず抜歯に至ったというものです。歯周病の場合、全体に平均的に進むので、どうしても抜歯は将棋倒し的になってしまうという実例でもあります。

このように推移とカルテを突き合わせて、どこに問題があるのかを検証していくことができます。

20160711_101000

この方は比較的上手く管理がされているケースです。何本かは抜歯になってますが、順調に順位は向上しています。

20160711_100451

こういうケースは理想的ですね。

これを見ていると自分の医院のレベルがわかってきます。そして、このカーブにそって推移する患者さんが結構多いことに愕然とします。

このカーブ自体、何のしないで放置した結果ではなく、全国の歯医者さんががんばって治療している環境でこのような推移をするという結果ですので、ある意味このカーブに沿っているというのは、ごく平均的な治療の結果なのでしょう。(と自らも慰めつつ(^^;;)

とはいうものの、自分の患者さんがより順位がよくなるように、理想的にはずっと歯数を維持できるような患者さんがひとりでも増えるような医院を作っていきたいものです。

 

 
 
 
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2016年5月31日 (火)

情報パネルの治療計画を増患に役立てよう!

カルテメーカーではカルテのサマリー的な情報を「情報パネル」に集約して表示しています。

20160531_164210

治療に必要な情報はカルテだけでなく、この情報パネルから多く得られますが、今日はその中でも個人的に一番お勧めの「治療計画」をご紹介します。

治療計画」は文字通り、治療計画を表示する情報パネルです。

20160531_164246

POMR(問題志向型診療録)では、初期計画を作成してそれに従って治療を進めるというのが大前提になっていますので、その初期計画をここに表示し、計画を常に参照できるようにするのがこのパネルの目的です。

カルテメーカーでは治療計画をこのような画面で作成します。

20160531_171143

でも、実際のところ、このようなしっかりとした初期計画を立案する事が必要になるケースはあまり多くないと思います。

じゃ、この「治療計画」情報パネルはそんなに活躍しないじゃないって思うのですが、さにあらず、これが一番活躍するんですねぇ。

計画の追加はこのような、初期計画立案ツールを使わなくても、左下の「+」ボタンを押すだけで、追加できます。「+」ボタンを押すと

20160531_164312

こんなダイアログがでて計画を追加します。

部位とそれに対する処置を選び、「登録」ボタンで追加します。「追加登録」を押すとこのダイアログを閉じないで次々と計画を追加できます。

 

 

 

治療計画なんていうとなんか凄いことしないといけないような気になりますが、普通に臨床に携わっていれば、患者さんのお口の中を診て、X線や歯周検査を参考して大体の方針は決まってしまうもので、それがそのまま治療計画なわけです。

だから普通は、患者さんにその場で説明しても、カルテに計画を残すってことをついしないで済ませてしまいがちです。

でも、それが一番の落とし穴

 

意外と患者さんは、その説明されたことを憶えています。

説明したつもりになって、隣にもう蝕があったからって計画とは違う歯をついでに治療したり、右の歯を治療するよって説明したけど、すっかり忘れて違う歯を治療したり

「先生、この前の説明と違うよ」

って言ってくれる患者さんはいいのですが、不信感を持った患者さんは何も言わずに治療を中断して他の医院に行ってしまうものです。

「増患」とは、患者さんを増やすことではなく、患者さんを減らさないことだと思います。患者さんの信頼を失うのは一瞬で、取り返すのはとても困難なことです。

 

 

 

これを防ぐ最も効果的なツールがこの「治療計画」です。


「+」ボタンでどんどん計画を追加できますので、患者さんに説明しながら、同時に計画を追加していきます。

計画に無い歯を治療する場合は、患者さんに説明していない可能性があるので、患者さんに説明した上で、計画を追加します。

一つの計画が完了した場合は、「完了」ボタンを押して計画が完了したことを記録します。

20160531_164358

衛生士さんがスケーリングをして新たなう蝕を発見した場合なども、そのつど「+」ボタンで追加していきます。

このように治療計画というより、治療の「ToDo」リストとして使うという感じがベストです。

 

 

 

また、次回に行う処置を選んで右下の「予定」ボタンを押すと、このようなダイアログが開くので次回の具体的なステップを選んで「OK」ボタンを押すと

20160531_164432

このように

20160531_164445

カルテに次回予定が記録されます。

さらに、この状態で予約をとると

20160531_164505_2

このようにその予定が反映された状態でアポイントを取ることができます。

さらにさらに、「治療報告書」という書類を発行すると

20160531_164925_2

こんな書類を発行できますので、これを患者さんに渡すと患者さんも安心して次回来院できるようになります。

また、このようにカルテに記載されていれば、間違って説明したのとは違うところを治療したりということもなくなるでしょう。

 

 

 

 

「治療計画」はToDoとして使うといいましたが、本当にそのように使うこともできます。自由文を入力できますので、例えば、

20160531_165110

と入れると、

20160531_165118

とこんな感じに表示されますので、確認したら、消すか完了にするといいでしょう。

また、リコールの時のために

20160531_175900_2

このようにリコール時のチェック項目を記録しておくのも良いでしょう。

 

 

「治療計画」ということに限定せずに、便利な備忘録として活用するとさらにいろいろと活用することができます。

ぜひご活用ください。ホントにお勧めの機能です。


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