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2018年5月22日 (火)

P画像は10x5?それとも50x1?

数日前から基金あるいは連合会からP画像(歯周病患者画像活用指導料)10x5になってるので、正しい50x1に訂正して再提出してください。とか、返戻します。とかの連絡が相次いでいるそうです。

これは、後述しますが、レセコンメーカーの単純なミスです。

噂によると有名な3社のレセコンがダメで、影響が大きいので、関係各所が対策を協議中ということですが、まぁ、なんというか酷い状態です。(^^;

 

□10x5と50x1って違うの?

そもそもの発端はH30年度の保険改定でP画像が検査から指導に変更になったことです。この変更で区分が変更になっただけでなく算定方法が変更になりました。

なお、2 枚以上撮影した場合は、2枚目から1枚につき10点を所定点数に加算し、1回につ き5枚に限り算定する。

前回までは1枚1枚が独立した点数でしたが、今回からは2枚目以降が加点となりました。

レセプトで「50x2」という表現の左側の数値は所定点数と言いますが、これは加点を加えた合計点を表現するという暗黙の了解があります。

ですので、今回のように加点扱いになった場合は、左側の数値は1回に撮影した枚数に応じて点数が変わることとなります。

1枚  10点
2枚  20点
3枚  30点
4枚  40点
5枚  50点

ということで、5枚撮影した場合の正しい記載方法は

50x1

ということになるのです。

□電子レセプト上の取り扱い

以上は手書きレセプト上の記載方法でしたが、今回問題となっているのは当然電子レセプトです。電子レセプトではそもそも10x5とか50x1とか書いてあるわけではないので、なんで問題になるのって思われるかもしれないですが、実は、算定方式が変わるとデータ構造が違ってくるんです。

なお、2 枚以上撮影した場合は、2枚目から1枚につき10点を所定点数に加算し、1回につ き5枚に限り算定する。

こういう表現がある場合は必ずマスタの 「きざみ」識別というデータが0以外になります。例えば、スケーリングの1/3を超えた加算などがそうです。

こういう場合は、回数を指定するフィールドが違ってきます。

20180522_101603

このように、「きざみ」識別が0以外のコードの場合、コードのすぐ隣のフィールドに枚数をいれます。所定点数は10かける5で50点となります。表現では「50x1」となります。

今回問題になったCSVは下の形で、枚数が省略されて、所定点数が10点となり、回数が5回という感じに記録されています。これは手書きで「10x5」と記載する場合のデータです。

まぁ、これだけの単純な間違いですが、メーカーの単純なミスではあります。しかし、多量のデータやプログラムが修正が必要な改定時において、発生してもおかしくないエラーではあります。

でも、今回の場合、通常の改定時であれば基金あたりから電話で、今回間違ってるけど、次回は修正してねって連絡が入る程度のミスだとは思うのですが、どうして再提出や返戻をすることになったのか。そっちの方が気になります。

*2018.5.31追記
試しにオンラインの確認試験で、誤った形式のデータで送信してみましたらASPチェックで要確認というエラーになりました。
ASPチェックでのエラーは原則、再提出か返戻なので、今回の大量返戻は仕方ないですね。

 

□さらなる落とし穴が

実はこのP画像、気をつけないとさらなる落とし穴が待ち受けてます(怖)

P画像には3つのコードがあるのです。

302010110 歯周病患者画像活用指導料(月1回目)
302010550 歯周病患者画像活用指導料(月2回目)
302010650 歯周病患者画像活用指導料(月3回目以降)

このように、同月中に複数回撮影した場合、請求時のコードが異なるのです。

カルテメーカーでは

P画像(月1回目)の10点、20点、30点、40点、50点
P画像(月2回目)の10点、20点、30点、40点、50点
P画像(月3回目以降)の10点、20点、30点、40点、50点

と、実に15パターンの項目を追加しました。

他社でも同様な感じで項目が追加されていると思いますので、入力時には同月中の算定数を意識して気をつけましょう。

 

ちなみに月2回算定した場合、レセプトのプレビューではこのように表示されます。

20180522_104332_2

リスト形式なら

20180522_104340

このように1回目と2回目が表示されます。

20180522_104417

20180522_104424

このように50x2となる場合は、入力が間違ってるか、あるいは今回と同じようにレセコンメーカー側のミスの可能性があります。

来月の提出時には、このあたりを重点的にチェックするといいでしょう。



 

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