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2008年12月 3日 (水)

4D v11 SQL in Depth

今日は診療を休んで朝から4Dのセミナーに参加していました。
4Dの新しいバージョン4D v11 SQLリリース3のお披露目です。v11がリリースされてしばらく経つのですが正直なところ今までのバージョンは完成度が低くまだ実用には利用できないレベルでした。リリース3はリリース2に機能の追加やエンジンの最適化が施されリリース2から大きく改善されたとされています。4Dからのアナウンスでもこのリリース3で仕様をFixし、あとは熟成をおこなうとのことですのでとても期待されるバージョンです。
 期待に違わず、大幅な改善が施されたバージョンでした。最大の改善点は4D Serverがマルチコアに対応に対応したことでしょう。8コアのMacで実演をしていましたが、プロセスごとにCPUを割りふることで圧倒的なパフォーマンスを発揮していました。でも、カルテメーカーに使ってるシングルユーザーの4Dは未対応なんです。残念。
 その他様々な改良が施されていますが、主にクライアント/サーバーでのパフォーマンス向上が主なようです。といってもエンジン自体の最適化が行われているので4D 2004より確実に早くなってる印象を受けました。
 名前通りSQLサーバーとしての機能も装備されましたが、まだサブセットのようです。
 もう一つの大きな変更は内部キャラクターセットがシフトJISからUTF16になったことです。カルテメーカーとしては一番気になる部分です。正直なところリリース2まではこの部分の実装が不十分であったことと、コマンドまわりに変更にともなって使い方が十分に理解されていないことから実用的でないと判断していたのですが、リリース3でかなり改善されたということですので、期待しています。また正規表現による文字列処理が追加されたのも地味ですが大きな変更です。
 ただ、カルテメーカーはシフトJISのテキストをバイナリーデータとして扱って様々な処理をしている部分があるので、この辺りの大幅な書き直しが必要になることは避けれない状況です。まあ、同時にキャラクターセットをコンバートする機能も追加されているので、より最適化されたコードにできると前向きに考える事にします。
 それにUTF16になったことで歯式文字をテキスト中で扱えることができるようになったことは私としては非常に嬉しいことです。
 一方、電子レセプトはシフトJISのままですので、いろいろテクニックが必要なようです。この辺りはBLOBでバイナリデータとして扱うということと扱うコマンドについて説明を受けたので何とかなりそうです。今回のセミナーでの最大の収穫です。
 もう一つv11で大きく変わったのはグラフィック関係です。4D Drawの廃止に伴ってネイティブな画像がPICTからSVGに変更になりました。SVGはXMLで表現するベクターグラフィックです。グラフィックデータなのですがXMLなので中身はテキストファイルというのが面白いです。もっともプリミティブな生成、修正方法は直接テキストをエディットすることで、それより少しましなのはXML処理のコマンドを使うことですが、どちらにせよまともに扱うにはSVGの仕様を理解していないとどうにもならないという点がネックでしたが、リリース3では4D Drawライクなコマンド体系でグラフィックを操作できるようになった点が大きな変更点です。
 さらに面白いところではHTML文書の表示機能とHTML文書中のJAVAスクリプトへの対応なんていうのがありました。デモではgoogleマップを動的に利用して会社の場所を表示するなんていうアプリを紹介していました。
 ライセンス関係では、4D toolと4D BackUpが独立した製品ではなく、4Dの一部となりました。データファイルの検査や圧縮は4Dのコマンドで実行されます。また4D Writeと4D Viewが4Dに含まれることになったのでワープロ機能やマルチフォントによるフィールド表示、簡単な表計算機能などを追加することができるようになりました。またデベロッパーバージョンには配布可能なエンジンもついてくるので、総合的にかなり低価格になった点も見逃せません。
 そうそう、あの面倒なセグメントが廃止されましたし、MacとWinでデータファイルも共通になったので、より簡単にマルチプラットフォームで利用できるようになったことも嬉しい部分です。
 様々な点で大きな変更が行われたバージョンですが総合的にやっと乗り換えても大丈夫だろうという感触を得ました。電子レセプトへの対応が一段落しましたら、いよいよv11への対応をはじめようと思います。
 
そろそろ急がないとOS9環境が無くなってしまいますし....(^^;

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コメント

>4D Writeと4D Viewが4Dに含まれることになったので
おお、本当ですか、朗報ですね
つまりは、いままでの4D Chartなどと同じような扱いに?

投稿: soso | 2008年12月 5日 (金) 06時15分

はい、同じような扱いになるようです。
4D Draw(2004のを使う)も一応使えるようですが、Intel Macでは動作しません。無理矢理ロゼッタ環境でv11を起動すると動作しますが当然動作は遅くなります。
このため、4D Drawに依存したアプリはかなりの書き換えを覚悟しないといけなそうですが、SVGの
方が遥かに自由度が大きく美しいグラフィックを生成できますので対応できれば品質の向上になるでしょうね。

投稿: kenken | 2008年12月 5日 (金) 09時44分

SVGで取り込んだ画像の上に印影を焼き込んで返すって、できるんでしょうか

すると、社内文書のやりとりにも応用できるように思います。いいですね

投稿: soso | 2008年12月 5日 (金) 17時15分

SVGは画像の合成もできますので、問題なくできるんじゃないでしょうか。私もSVGはこれから勉強です。

投稿: kenken | 2008年12月 5日 (金) 22時04分

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